人体溶解葬


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 少し怖いニュースを見つけたので紹介する。
 米フロリダ州で世界初の「エコ火葬」というものが開発されたそうだ。米フロリダ州セントピーターズバーグの葬儀場アンダーソン・マクイーン・ヒューネラル・ホームが世界で初めて、従来のガスの炎を使った火葬法に代わる、化学反応を利用した環境に優しい新たな火葬法「バイオ火葬」を提供している。化学反応で遺体を灰にするという。
 具体的には、加圧した水と水酸化カリウム、電熱を用い、土葬された場合に遺体に生じる反応と同じような化学反応を進行速度を速めて起こすのだという。この方法を開発したスコットランド出身の生化学者、サンディ・サリバン氏は、「自然が数カ月、数年かけて行うことをわれわれは、数時間で達成することができる」と述べた。
 遺体はまず、大型の洗浄機に似た鉄の機械「レゾメーター(Resomator)」の中に置かれる。その後遺体は薬品の液に浸され、高温の湯を用いて分解処理される。使用される薬品は化粧品や液体石鹸に含まれるアルカリで、全工程に掛かる時間は3─4時間と通常の火葬よりも若干長い程度という。遺体は従来の火葬と同様、骨と灰になって残る。
 骨と灰は骨つぼに入れて遺族に渡され、使われた薬品の液は下水に流される。葬儀場の代表、ジョン・マクイーン氏によると、使用済みの液は「おそらく家庭や病院などから下水処理施設に送られるものの大半と比べて害が少ない」という。
 レゾメーターを米国で販売するマシューズ・クリメーションのトップ、スティーブ・シャール氏は、市場調査では土葬よりも火葬の人気が高まっており、新たな方法は環境保護に関心の高い人にとって魅力的と指摘。レゾメーターの使用で「(従来の火葬と比べ)二酸化炭素排出量を75%削減し、エネルギー消費量も大幅に減らせる」と述べた。
 バイオ火葬の費用は約650ドル(約5万円)と従来の火葬費用約500ドルを上回るが、現在は価格を引き下げてサービスを提供しているという。(http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23581020111014
 早い話が、亡くなった方のご遺体を洗剤のような特殊薬剤で煮詰めてドロドロに・・・パラパラと砕ける骨の一部が溶けずに残る。ご遺体が溶けている廃液は、そのまま下水へ(!!)。「火葬」というより「溶解葬」とでもいうべきか。そういえば、私の父方の実家は、かなりな田舎にあって、まだ土葬の習慣が残っていた。火葬の習慣が無ければ、火葬も溶解葬も大した違いは無いのかもしれない。
 イタリアのマフィアが殺人の証拠を残さない為、死体を硫酸プールで溶かすという話を聞いたことがある。不謹慎だが、この溶解葬の発想はそれと同じ。しかし、溶けているとはいえ、ご遺体の一部を下水に流すって、どういう神経だ!?
 変な話を続けて恐縮だが、遺体の処理方法というのは古くからある人類の普遍的テーマの一つだ。
 古代エジプトでは将来の復活のを信じて、遺体を乾燥させミイラにした。ペルーでは遺体を鳥に食べさせる鳥葬というものがある。それにより魂が確実に天に昇れると信じられている。イラク戦争の初期、米軍は戦死者が発生すると密かに冷凍船に運び、マグロのように冷凍保存したという。これは、腐敗を避けるためと、もう一つは戦死者の数をカウントされて自軍のダメージをリアルタイムに敵に知られることを防ぐ軍事上の理由だという。
 そういえば、アメリカは、秘密作戦に使う目的で、様々な人種の冷凍保存遺体のストックを持っているという。目的は不明だが、恐らくミンスミート作戦(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BD%9C%E6%88%A6)のような利用目的があるのだろう。
 とりとめのない話になってきたので、この辺で止めておこう。


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