インド、射程5千キロのミサイル発射実験へ

 インドが中国全土を射程に収める、射程5千キロのミサイル、アグニ5の発射実験を行う予定という。
『【バンコク=新居益】インド政府は、核弾頭搭載可能で中国全土を射程に収める弾道ミサイル「アグニ5」(射程5000キロ・メートル)の発射実験を、来年2月までに実施すると発表した。
 ミサイルは、射程5500キロ・メートル以上と定義される大陸間弾道弾(ICBM)に匹敵する能力を持ち、インド政府はICBMだとしている。インドは「実験に成功すれば、米露中といったミサイル大国の仲間入りを果たす」(政府高官)と、その戦略的意義を強調している。
 「アグニ」はサンスクリット語で「炎」の意味。報道によると、3段式で固体燃料を使用する。同ミサイルに搭載する各個誘導多核弾頭(MIRV)を開発中と伝えられ、成功すれば、ミサイル防衛網の突破が可能になる。(2011年11月19日 読売新聞)』(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111119-OYT1T00186.htm
 ところで、インドは、先日も中距離ミサイルの発射実験を報じたばかりだ。
『インドが中距離ミサイル実験に成功(産経新聞 11月16日)
 PTI通信によると、インドは15日、東部オリッサ州で核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル「アグニ4」の発射実験に成功した。アグニ4は「アグニ2」(射程2000キロ)の改良型。国防省当局者によると、この日の射程は3000キロだったが、最高射程は3500キロに及ぶという。』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111116-00000108-san-int
 更には、その前にも、核搭載可能な短距離ミサイルの発射実験についての報道があった。
『インド 弾道ミサイル2基 実験成功(ラジオ局「ロシアの声」11.03.2011)
 インドは、核弾頭を搭載可能な弾道ミサイル「プリトフヴィ2」および「ジャヌシ」の発射実験に成功した。
 インド防衛省の発表によれば、最初のミサイルが東部のオリッサ州において、自走式発射装置から発射されたのに続き、2発目は同じくオリッサ州沿岸のベンガル湾の艦船から発射された。
 「プリトフヴィ2」は250キロメートルの飛行能力を持っており、通常弾頭および核弾頭を装備することができる。また「ジャヌシ」は「プリトフヴィ」の海上発射版で、350キロメートルの飛行能力を持っている。
 インドの隣国であるパキスタンも11日、弾道ミサイルの実験を行っていた。』(http://japanese.ruvr.ru/2011/03/11/47235038.html
 短距離核、中距離核、長距離核と、綺麗につながった報道の推移を見ても明らかな様に、インドは周辺国にハッキリ目に見える形で、核ミサイル能力の誇示を行っているのだ。このようにしているのは、隣国パキスタンおよび中国の核攻撃戦力に対する自衛の為であろう。何故、これ程まで、あからさまに活動しているかと言えば、それだけ、核の脅威が高まっているからなのだ、と推測される。
 全くの想像ではあるが、中国国内に敵対国家に対して先制核攻撃のプランがあるようなので、その計画を察知したインドが、対抗上、急速な核ミサイル戦力の増強に迫られているのではないだろうか?
 実を言えば、インドの置かれた地政学的状況は、日本も全く同じなのだ。
 けれども、日本は米軍基地があるから何もしない。日米安保に頼るだけで、一発の核も、一発の長距離ミサイルも、日本は持っていない。
 代わりに日本が行った事は?
 何と、TPPの参加推進を決めた事である!?、これはどうやら、民主党だけでなく、自民党の一部においても支持されていることで、対中国戦略の必要上、やむを得ないと思われているようなのだ(http://www.chuokoron.jp/2011/02/post_61.html)。
 この様な日本の態度は、全く馬鹿げている。本来、安全保障と経済は全然別の話なのだ。TPPに参加したからと言って、日本が中国から攻撃を受けた時、米国が中国に核ミサイルを撃ってくれるなどと考えるのは、本当に愚かな事だ。そんな事は絶対にあり得ないであろう(http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/7e3915b3075407f93902cd000497d011)。
 地政学的状況を冷静に考えた時、日本に本当に必要なのは、TPPの参加推進などではない。
 日本に必要なのは、インドと同じように、急速な核ミサイルの開発配備。それでしか無いのである!


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(リンク)
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http://ochimusya.at.webry.info/201111/article_16.html
http://kaikaedoki.seesaa.net/article/235893412.html
http://hangyakusurubusi.blog.fc2.com/blog-entry-168.html