過剰な放射能除染活動にはマイナス面がある



 IAEAが、過剰な除染活動についてマイナス面を指摘したという。
国際原子力機関IAEA)の専門家チームは15日、福島第一原子力発電所外の広範囲に汚染された地域の除染に関する最終報告書をまとめ、日本政府に提出した。被ばく線量の低減に効果的に寄与し得ない、過剰に安全側に立った考え方を回避するよう求めるなど、12の提言を盛り込んだ。
 報告書は、計画的避難地域への入り口に標識を設けることなどを提言する一方、都市部における大半の放射性レベルの低い廃棄物は中間貯蔵せずに一般の廃棄物と同等に扱うべきだとしている。また、放射性レベルの低い廃棄物を放射性廃棄物に分類しないよう、適切な基準を検討するよう求めている。森林地域や比較的放射線量が低い地域の除染については、大量の残余物質を不必要に発生させるだけでなく、多くの時間や投資が必要になり、また人々の被ばく線量を低下させることに必ずしもつながらないことから、被ばく線量を低下させる上で最善の結果をもたらす除染活動に集中すべきだ、としている。
 専門家チームの調査は日本政府の要請で行われた。政府は、被ばく線量が年間1ミリシーベルト以上の地域を国の責任で除染する基本方針を変えることはない、としている。ただし、自治体などがつくる除染計画に反映する可能性は残している。』(http://scienceportal.jp/news/daily/1111/1111171.html

 現在、莫大な費用をかけて推進されようとしている除染活動。しかし、科学的に見て、それらは適切な活動なのだろうか?
 微量放射線について安全性を示すデーターがある一方で、根拠無く放射線への不安が煽られている。その背後で、放射能除染ビジネスという巨大な利権が生まれつつある。悪質な業者による放射能除染ボッタクリなども心配されているようだ(http://www.j-cast.com/tv/2011/10/25111014.html?p=all)。
 環境省の試算によれば、除染が必要な地域は、年間5ミリ・シーベルト以上の地域を対象にしたとしても、福島県の約13%にも及び、放射性物質に汚染され、除去が必要となる土壌の量は東京ドーム23杯分に相当する約2800万立方メートルにもなるという(http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110924-OYT1T00889.htm)。
 除染作業には、自衛隊も投入されることになった様だが、防衛省では、政権の都合で便利屋扱いされているとの不満もあるようだ(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111120/plc11112000420000-n1.htm)。
 IAEAに指摘されるまでもなく、大規模な除染活動は、巨大な環境破壊にもなりかねない。土壌剥がしは、表面の自生植物や、その下に生息している蟻などの昆虫、その幼虫や卵、ミミズ、モグラ、細菌、かび類等々多くの生物を死滅させ、表土の保水性を低下させ環境を激変させるだろう(http://www.jfir.or.jp/cgi/m-bbs/index.php?title=&form%5Bno%5D=2220)。また、洗浄の為に界面活性剤などの化学剤を大量使用すれば、蛙などの両生類が大規模に死滅する可能性もある(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A1%E7%94%9F%E9%A1%9E%E3%81%AE%E6%B8%9B%E5%B0%91)。
 やはり、微量放射線の過度の危険視は止めて、年間20ミリシーベルト程度を、除染必要な地域とするのが現実的ではないか?(http://mshks1318.iza.ne.jp/blog/entry/2434365/
 今、福島原発の周辺を見ても、のどかな自然の風景しか見られないであろう。鳥も草花も、自然な姿で元気に生きている。それらを、除染することにより全て破壊し、人や生き物が満足に住めない地域を、これから新しく作り出そうとは、何とも愚かな事だ。そして、それにより連鎖的に生じてくる自然破壊を、10年後くらいに、ほら見ろ、放射能の影響だ・・・などと言いだされては堪らないではないか・・・。



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