国際宇宙ステーション、ロシア頼みに不安、日本はHTV−Rの実現を急げ!



 日本が参加する国際宇宙ステーション計画で、ロシアの宇宙計画にトラブルが続き、今後の計画に不安があるという。
『22日に地球へ帰還した古川聡宇宙飛行士(47)が長期滞在した国際宇宙ステーション(ISS)で、新たな課題が浮上している。ISSを往復する「唯一の足」を握るロシアの宇宙開発にトラブルが相次いでいることに加えて、今年7月の米スペースシャトル引退により、無重力環境を活用したさまざまな実験の成果物を持ち帰ることが難しくなった。今年完成したばかりのISSが、十分活用できない恐れもある。【野田武、モスクワ大前仁、アスタナ(カザフスタン)比嘉洋】
 古川さんが乗り組んだソユーズ宇宙船が雪原に着陸して30分。古川さんが運び出される映像が流れると、モスクワ近郊の飛行管制センター(ツープ)では静かな拍手が起きた。会見に臨んだロシア宇宙庁のダビドフ副長官は「全員におめでとうと言いたい」と笑顔をみせた。
 控えめな喜びようの背景には、ロシアが直面する困難がある。8月末、無人貨物船「プログレス」打ち上げに失敗。飛行士を運ぶソユーズロケットとエンジンが同型のため、一時は有人活動がストップすると危ぶまれた。今月上旬には、中国の火星探査船を積んだ衛星を軌道に乗せる試みが不調に終わった。
 ロシアでは昨年末から測位システム衛星や軍事衛星の打ち上げ失敗が続いており、国内では「予算不足の時代が続き、優秀な人材が流出した」(雑誌「宇宙飛行学ニュース」のリソフ解説員)との観測が広がる。
 外国人飛行士を搭乗させるための年間契約料は約3億3500万ドル(約250億円)、宇宙庁予算の1割弱に相当する。今回の帰還成功で「金のなる木」といえるソユーズ宇宙船の安全性はアピールできたが、一連の失敗は「安全」の看板に影を落とす。
 さらにソユーズは、人の輸送に特化した構造のため、モノの輸送力が低い。貨物船プログレスは打ち上げ専用。融通しあわない限り、ソユーズで持ち帰れる荷物は「弁当箱サイズがせいぜい」(宇宙航空研究開発機構JAXA)。大同大(名古屋市)の澤岡昭学長(宇宙利用戦略論)は「ソユーズ頼みが続けば、実験の材料や生物などを持ち帰れなくなる」と指摘する。
 JAXAは現在、国産の無人補給機「こうのとり」(積載量6トン)を改良して、荷物を持ち帰れるようにする研究を始めているが、完成時期は不明。シャトルの後継機開発もめどが立っていない。輸送力が限られる状態では、ロシアが自国の実験を優先する恐れもある。』(http://mainichi.jp/select/today/news/20111123k0000e040006000c.html

 上の記事で、『国産の無人補給機「こうのとり」(積載量6トン)を改良して、荷物を持ち帰れるようにする』というのは、現在JAXAが運用中の「こうのとり」(HTV)に、新たに回収機能を付加する、HTV−R開発計画の事である(http://iss.jaxa.jp/htv-r/)。HTV−Rについては概念検討が進められている段階で、JAXAによると2010年代半ばの打上げを目指しているという。

[「こうのとり」打上げとISSへの取付]

 我が国が、HTV−Rを完成することは、日本独自に比較的大型の再突入体の帰還技術を習得するという意味で、極めて重要な意味がある。小型の再突入体なら、小惑星探査機「はやぶさ」で実績があるが、●●●(アレです)の様な大容量の再突入体の実現には、更に別のノウハウが必要となるからだ。軍事技術に近いため、工作活動や外交的圧力、国内の売国勢力による妨害が真っ先に懸念される。
 日本の戦後技術開発史を振り返ると、何かの核心になるような戦略的技術については、常に外交圧力や不可解な事故等により、頓挫または遅延させられて来た苦い歴史があるのだ(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=188173)。
 妨害された技術としては、例えば、思いつくだけでも、航空機開発、原子力船「むつ」、国産戦闘機FSX、ヒトゲノム計画、国産OS「トロン」、ハイビジョン規格、気象観測衛星、次世代超音速航空機、高速増殖炉・・・次々と出てくる・・・実に悔しい事だ。
 だからこそ、我が国によるHTV−Rは、何としても実現させねばならないのである!


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