第一次大戦最後の従軍者死す

『第1次世界大戦の従軍者で唯一の存命者とされる英国人女性、フローレンス・グリーンさんが4日、英南東部ノーフォーク州の介護施設で死去した。110歳だった。地元メディアが8日報じた。
 グリーンさんは1901年、ロンドン生まれ。第1次大戦終戦直前の18年9月、17歳で英空軍女性部隊に入隊し、終戦まで同州の英空軍基地の食堂で接客係を務めていた。
 第1次大戦の従軍者では、前線で戦った兵士で最後まで存命していたクロード・コールス氏が昨年5月、オーストラリアで110歳で亡くなっている。(時事通信 2月8日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120208-00000143-jij-int
 意外な事に、第一次大戦に従軍した経験のある最後の存命者は、英国空軍の食堂で働いていた女性であった。その方が亡くなられたと言う。
 どんなに巨大な歴史的出来事でも、やがては経験者は一人も居なくなる。当たり前のことだが、どことなく不安になる。そういう気持ちになるのは、歴史的事実を都合よく捻じ曲げ、利用しようとする国家や組織が無数にあり、執拗に活動していることを知っているからだ。
 真の体験者は消え、紙に記載された記録が残る。その記録さえ、紛失や改ざん、保管期限の満了によって劣化してゆく。
 あやふやな伝聞に、フィクションが重ねられる。いつしか、映画の物語が歴史として語られるようになる。
第一次世界大戦のドイツ空軍航空隊を描いた映画「ブルーマックス」>

 そして偏った思想の作者によって書かれた書物、例えば「ラーベの日記」や「レイプ・オブ・ナンキン」のような悪質なデタラメが、真実の記録として定番化される。
 歴史の標準化。恐るべき力で、真実は粘土のように形を変えて教科書に記載され、無理やり新しい世代のメモリーに注入される。いつしか、誰も本当の事は語らなくなり、世代を重ねるうち、デタラメが本当として語られるに至る。
 民族の洗脳が完成する。
 そのような日が来る事を想像すると怖くなる。今の南米に住む人々に、インカ帝国の歴史が全く伝えられていないように、いつか大日本帝国大東亜戦争の栄光の歴史が、完全に消されてしまう。
 偽りの慰安婦像の前で、悪意に満ちた作話を捏造と知ることも無く、喜々として得意げに語る無邪気な連中しか居なくなってしまったとしたら?
 生き証人は確実に消えている。今は大東亜戦争の正しい歴史を記録し検証できる、最後の時代である。我々日本人は、輝かしい日本民族の真実の歴史を、どんな激しい戦いをしても守り抜くという、激しい決意を持ち、それを力強く後世に伝播させていかねばならない。そのように思う。


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