金正男、金欠でホテルを追い出される



『昨年12月に死去した北朝鮮金正日(キムジョンイル)総書記の長男、正男(ジョンナム)氏(40)が宿泊費が払えずに滞在先のマカオで高級ホテルから追い出されたとロシアの週刊紙「論拠と事実」(電子版)が15日、報じた。
 ホテル関係者が同紙に対し、「宿泊代約1万5000ドル(約118万円)が払えなかった」などと明かした。ホテルに預けたクレジットカードも使えなくなっていたという。
 同紙は、正男氏が弟で北朝鮮の後継指導者となった金正恩(キムジョンウン)氏について「政権の座には長くはとどまれない」と発言したため、北朝鮮が「懲罰」のため送金を停止した可能性があるとの見方を紹介。一方で、同紙記者がマカオのカジノ前で護衛に伴われた正男氏を目撃していることから、正恩氏が病気で倒れるような事態に備え、中国が親中派の正男氏に庇護(ひご)を与えているとの見解を伝えた。(2012年2月18日 読売新聞)』(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120217-OYT1T00945.htm
 上記記事によると、金正男(日本ではキンマサオなどとも言われています)が送金停止を受け、マカオのホテルから追い出されたそうです。これが本当だとすると、北朝鮮内で、権力闘争の動きが少し見えてきたということでしょう。
 正男は親中国派だそうですが、利用価値があるならば、中国も正男を支えるでしょう(利用価値というのは、引用した記事にも少し書かれていますが、例えばジョンウン体制が制御不能になった時、ジョンウン体制を倒して、正男を後に据えるとか、そういう使い方ができるかどうか、と言う事です)。
 本当に立場が危うければ、正男も必死で中国にアピールしているのではないでしょうか?
 正男と言えば、かつて日本で不法入国により当局に身柄を拘束され、その後、何事もなく解放された事件がありました。あの時、日本の公安は、正男を日本のために利用する裏取引とか、秘密協定を結ぶとか、何かしなかったのでしょうか?
 敵国内の権力闘争は、上手く使えば敵国を崩壊させるチャンスでもある。だけど、今の日本に、そういう視点で、日本の国益の為に、シナリオを書いて外国を動かそうとする人なり、組織は無いのでしょうかね・・・(日本を実際に動かしてる外国の工作機関は山のように日本にあるのに・・・)。
 日本にも、敵国の政権を転覆させたり、利用したり、積極的に対外工作活動の出来る強力な機関が必要だと思いますね。



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