ホルムズ海峡、自衛隊のP3Cで監視!?

『イラン情勢の悪化でペルシャ湾の出入り口のホルムズ海峡が封鎖された場合の対応を検討している日本政府は、東アフリカ・ソマリア沖で海賊対策のため派遣している海上自衛隊のP3C哨戒機で警戒、監視する案の検討に入った。野田佳彦首相はすでに同案の報告を受けており、詳細を詰めるよう関係部局に指示したという。
 イランの核開発問題を発端とした軍事衝突に備え、政府は原油輸送路の要衝であるホルムズ海峡で、海自護衛艦によるタンカーの警護や、機雷が敷設された場合の掃海艦派遣を行う際の課題の検討に着手している。P3Cの派遣案もこの一環として検討されている。
 P3Cは現在、ソマリア沖のアデン湾で、海賊対処法に基づき2機が不審船の監視や民間船舶への情報提供を行っている。ホルムズ海峡は、P3Cが拠点を置いているアデン湾西岸のジブチから約2000キロの場所にあり、日本から派遣するより早期に対応できるという。
 P3Cの任務の内容は「対処要綱」で定められているが、これを修正してホルムズ海峡での哨戒活動を追加する案が政府内で浮上している。対処要綱の修正は閣議決定のみで行うことができ、国会承認は不要という。
 ただ、P3Cをホルムズ海峡有事に転用すれば、軍事衝突している当事国の武力行使との一体化となり、憲法違反の恐れがある。またホルムズ海峡での活動中に、アデン湾の警戒が手薄になることも懸念される。このため、政府は代替案として、現在アデン湾で活動している他国の軍がホルムズ海峡に向かった場合、他国が同湾で活動している警戒活動を日本が肩代わりする案なども検討している。(毎日新聞 2月26日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000005-mai-pol
 野田は軽々しく考えているようだが・・・危険性を理解しているのか?、P3Cと言えば、対潜哨戒機、すなわち潜水艦の活動を探知するための飛行機だ。つまり、野田はホルムズ海峡の潜水艦探知、偵察活動を引きうけようと言っているのだ。
 古来、偵察活動が招いた軍事危機は多い。例えば、キューバ危機では、アメリカの高高度偵察機U2キューバ上空で撃墜されたことが、危機をヒートアップさせた。偵察活動とは、有る意味、宣戦布告するのと同じくらいの、挑発的な行為なのだ(それを挑発と感じないのは、日本くらいのものだ)。
 日本近海でP3Cが活動できるのは、自衛隊のレーダー網が完備され、脅威の接近を早期に探知できる上、邀撃機のスクランブル発進が可能で、制空権が我にあるからだ。
 だがホルムズ海峡はそうではない。日本のレーダー基地はどこにもない。援護の航空機も全く居ない。イラン空軍はP3Cを容易に撃墜する能力を持つ。海峡の狭いところでは、地対空ミサイルを使って撃墜することも可能だろう。
 野田は自衛隊機を撃墜させて、日本の世論をイランに向けさせ、政権の延命をはかるとか、何か良からぬ事でも考えているのでは?
 出すならば、F2支援戦闘機を出して上空哨戒でもさせた方がいいんじゃないの?
 憲法で自衛しか許されておらず、偵察機でもない自衛隊のF2の方が、イランを刺激しないから、撃墜される可能性もずっと少ないはずだ。そしてF2なら攻撃されても戦闘空域から離脱できる可能性がある。だが、速度の遅いP3Cは、攻撃を受けたら、逃げられる可能性は低い。



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