竜巻にも安心、節電にもなる究極対策

　大規模災害にも生残性を高める・・・企業にリスク対策が求められる災害が相次いでいる。５月６日の竜巻被害は、家屋２０００棟以上にも及ぶことが報じられた（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000065-jij-soci http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000674-yom-soci）。実は筆者の知っている関係先の企業の方も今回の竜巻の被害を受けた（幸いにも建物被害だけで怪我は無かった）。竜巻の発生率は近年になって増加したらしく、他人ごとでは無い時代に入ったのである。
（つくば市に発生した竜巻の様子）

　昨年の地震、津波、原発事故被害により、一部の企業は、活断層がなく、また沿岸部や原発からも遠い地域に、会社機能を移転を検討した・・・などという話も聞く（http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110624-OYT1T00248.htm）。だが、リスク・ファクターは他にもある。今回の竜巻もそうだが、ミサイル攻撃、核戦争、隕石の落下など、発生しそうなリスクは無数にあるのだ。
　そんな中、防災に役立ちそうな情報を調べていると、頑丈な災害対策を施していると考えられる企業の事例を発見した。ご紹介しよう。それはヤマザキマザックオプトニクス（株）という会社の、岐阜にある巨大地下工場である（http://www.japanfs.org/ja/pages/029197.html　http://tochi.mlit.go.jp/chiiki/land/ex20/1610/index.html　http://www.zenitaka.co.jp/underground/index.html）。
　この地下工場、地下１７メートルに建築されている。２００８年度には、「土地活用モデル大賞」で最高位の「国土交通大臣賞」を受賞したそうだ。メリットは・・・、と言うと、実は防災だけではない。何と、空調に必要な電気使用量が９５％減り、電力料金が年約２４００万円から約７０万円に激減したと言うのだから驚きである。素晴らしい！
　他にも、工場内騒音が周辺に漏れないこと、クリーンルーム並みの空気清浄度を達成したことなど、良い事ずくめである。
　そして当然のことながら、地下にあるから竜巻の影響は無いであろう。地上施設に比べれば、地震にも比較的強そうだ。勿論、近くに爆弾が落下しても、爆風で地上施設が破壊される事が無い。仮に沿岸にあったとしても、設計の一部を潜水艦型にすれば、洪水や津波への対応も可能のはずだ（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120412/1334226428）。勿論、沿岸を避けたり、山岳部に作るなどすれば津波の心配は皆無である。
　ミサイル攻撃の脅迫を受けたり、節電も必要な時代にはピッタリの地下工場。これはもっと大々的に普及させるべきであろう！
　ところで、このヤマザキマザックと言う名前、聞いたような気がしたが、驚く事に先日、社員の支那人に機密情報を１万件盗まれた間抜けな会社の名前だ（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120328/1332936209）。あちゃー・・・、子会社のヤマザキマザックオプトニクス（http://www.mazak.jp/profile/company/map_minokamo.html）が地下工場作っても、親会社でスパイに機密を盗まれてはダメじゃんけ。中国政府が地下工場の中を覗いて見たくなった気持ちは分かるけどね。
　リスク管理にはハードも大切だが、スパイに浸透させないというソフト面も大切だ、という良い（悪い？）見本。
　日本株が上昇しないと言われて久しいが、防衛力が低く、スパイにユルユルな国にある企業の株を投資家は買わない。核攻撃を容易に受けたり、産業秘密が簡単に盗まれる国にある会社の株なんて、賢い投資家なら買いたくないであろう。日本株を全体的に上昇させたければ、まず日本を核武装させ、また、強いカウンター・スパイ機関を国として作り、カントリー・リスクを低下させる必要がある。だが、国の動きは遅い。
　そうした中で、日本の製造業に出来る事があるとすれば、攻撃に強い、節電対応の地下工場を作り、そして会社のバイタル・パートの近辺には、スパイになり得るファクターを持つ人材を決して採用しない頑強な社内規定を整備する事である。
　そうしたハイセンスな取り組みは、適切にアピールする事によって、必ず投資家の高い評価を受けるはずだ。やってみよう！

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（リンク）
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4641.html
http://ochimusya.at.webry.info/201205/article_4.html
http://kaikaedoki.seesaa.net/article/268986983.html
http://news7tei.blog.fc2.com/blog-entry-344.html
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/e/8a4a90618f2fbe16c56f05b14ce79182