は？、過払い生活保護、返還は違法？
謝罪会見があったものの、生活保護を巡る河本準一の態度には納得がいかない。そんな中、恐らく河本準一も着目したであろう事件が、福岡で起こっていた。
『大野城市のミスで過払いになった生活保護費について、全額返還を命じる決定をしたのは違法として、同市の女性（７７）が２４日、市を相手取り決定の取り消しを求める訴訟を福岡地裁に起こした。
訴状によると、女性は膝の障害が悪化して働けなくなり、２００９年３月から生活保護費を受給。市が女性の遺族年金を収入として計算しなかったため、２１か月間で計約２９万５０００円の過払いが生じた。
市は１１年３月に全額返還を命じる決定をしたが、女性側は「過払いの原因は市にある。支給された保護費は生活費に使い、これ以上生活を切りつめて返還する余裕はない」と主張。生活実態を調査せずに全額返還を命じており、違法としている。
また、女性が１０年７月に同じ集合住宅の４階から２階に引っ越した際、家賃が上昇。女性は家賃と敷金の支払いを求めたが、市は厚生労働省の通知を根拠に、家賃は定められた上限額までしか支払えず、敷金は家賃が上限額を上回るため、支給できないとする決定をした。
女性側はこの決定についても、「３０年以上住み、近所付き合いのある場所を離れずに膝を悪化させないため、他に方策はなかった」と取り消しを求めた。
市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。（2012年4月25日 読売新聞）』（http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/20120425-OYS1T00286.htm）
この事件の裁判は始まっていないから何とも言えないが、それにしても、２９万５０００円を払う余裕が無いのに、弁護士と相談して裁判を行う経済的余裕はあるというのだから、恐れ入る。河本準一は、この事件なども参考に戦術を検討したように思う。
想像するに、河本準一は、次のような助言を受けたのではないだろうか。
・・・母親は岡山市から生活保護を給付されているが、岡山市は返還命令を出していない。だから責任は無い。仮に返還命令が出されても、それは違法の可能性がある。だから悪くない。・・・
河本準一が行った会見では、年収の推移は明らかにされていない。
『母親（６５）の過去の生活保護受給が問題となっているお笑いコンビ「次長課長」の河本準一（３７）が２５日、東京都新宿区の吉本興業東京本部で釈明会見を行った。
母親以外の親族の受給の有無について、所属事務所の顧問弁護士は「親族の生活状況はきわめて個人的なこと。コメントを控える」と回答。河本の年収の推移などについても明らかにせず、不透明な部分も残った。（スポニチアネックス 5月26日）』（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000062-spnannex-ent）
岡山市は、事実関係を調べ、詐欺罪などで刑事告訴できないか真剣に検討するべきだ。何故なら、最初に紹介した福岡の事件と異なり、河本準一の得た収入は桁違い大きいと言われているから、悪質性が高いように推定されるからだ（http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4658.html）。状況は異なるが、熊本の事件で最近、生活保護費の不正受給で有罪になったケースもあるのである（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120519-00000249-mailo-l43）。生活保護費を不正に受給し、不労所得のようにして豪遊している人間が居るのである。そうしたケースには、懲罰的な対応が必要とされてしかるべきだ。
著名人であれば、社会のお手本、規範となる態度が求められる。ところが、法律家と相談し甘い汁は吸えるだけ吸おうというように見えていた態度。単に全額返還すれば済むと言う問題では無い。本来、収入が多ければ、貧しい人に、自発的に大きな寄付をしなければならないくらいの立場のハズである。ところが、プライバシー云々で逃げる・・・そうした公の精神とは真反対の人間が、テレビに出ているのである。社会的影響力を考えても、世の中に悪い影響があるであろうという事は、十分に想定し得る。
河本準一は、今後も活動を続ける模様だ（http://logsoku.com/thread/toro.2ch.net/geinin/1337951328/）。しかし、少なくとも道義的観点からは、テレビ画面から立ち去る必要があるのではないか？（収録した分の放送が終わるのを見越して会見したようにも思ったのだが？）。
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（リンク）
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4659.html
http://nihonnococoro.at.webry.info/201205/article_26.html
http://kaikaedoki.seesaa.net/article/271723395.html
