ロシアの核と奇怪な空の光



 アストラハン上空で8日、螺旋のループを巻く謎の怪光が観測されたと言う。
『アストラハン州上空では8日にかけての夜、奇怪な輝きが観測され、ロシア南部の各地、およびアジア各国で動揺を引き起こしている。
 螺旋のループを巻いた光輝く物体は、約30分にわたって観測され、アストラハン州の消防当局には50件以上の連絡があった。
 多くの住民はこの現象をビデオにとるため通りに出た。ソーシャルブログなどの情報によれば、クラスノダール地方、タタールスタン共和国アゼルバイジャン、トゥルクメニスタン、イスラエルでも同様の現象が観測されたという。
 この正体不明の光の玉は、UFOや「乾燥雷」、稀な大気現象などとされているが、現在確認されている範囲では、ロケットのエンジン部分だったという。国防省の情報によれば、アストラハン州北部のカプスティン・ヤル実験場ではその時間、弾道ミサイル「トーポリM」の実験が行われていたという。(リアノーボスチ通信 8.06.2012)』(http://japanese.ruvr.ru/2012_06_08/kikai-na-sora-no-kagayaki-asutorahan-de-mo-kansoku/
 上のニュースでは、謎の螺旋光はロシアのミサイル、トーポリMの実験によるものだという。トーポリMとはロシアの主力核弾道弾であり、確かにこの日、発射実験の情報が伝えられていた。
『ロシア戦略ミサイル軍は7日、北西部アルハンゲリスク州から主力の大陸間弾道ミサイルICBM)「トーポリ」の発射実験を行い、カザフスタン中部に着弾させることに成功した。インタファクス通信が伝えた。
 ロシア国防省によると、実験は欧州などのミサイル防衛(MD)に対処するためのデータ収集などが目的という。(時事通信 6月8日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120608-00000030-jij-int
<トーポリM>

 時事通信は興味深い事を伝えていて、発射実験は対MDの為のデータ収集だという。もしかすると、謎の螺旋光はトーポリではなく、対MDの秘密兵器によるものかも知れない。というのは、今回観測された螺旋光と同じかどうかわからないものの、こうした謎の螺旋光は、ロシアの周辺で以前にも目撃されているからだ(http://www.dailymotion.com/video/xp5v5m)。
<2009年、ノルウェー上空の螺旋光>

 ノルウェー上空の螺旋光は、ロケット発射の失敗と説明されている(http://wired.jp/wv/2009/12/10/%E3%80%8C%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E4%B8%8A%E7%A9%BA%E3%81%AB%E8%AC%8E%E3%81%AE%E8%9E%BA%E6%97%8B%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%A4%B1%E6%95%97/)。しかし、単なる失敗であるなら、現象は度々再現されない筈だ。同じ現象が再現されているとするならば、それは意図的に行われていると考える方が妥当だ。前出の時事通信の記事では、ミサイル発射が失敗したとは伝えられていない。
 けれども、今回情報を伝えたのはロシアの通信社だ(時事通信の記事も、発信元はインターファックスである)。もし、それが対MDの秘密兵器だとして、秘密兵器の存在を示唆するような情報を流すだろうか?
 平時に於いて兵器というのは、持っている事が相手に伝わることにより、抑止力が発揮できる。今、MD(ミサイル防衛)を積極的に進めている核保有国は米国だけだ。MDの実力は不明なのだが、その分、核の力のバランスは米国に有利だとする見方がある。もしロシアが対MDの新兵器を保有していると世界に思わせられれば、そうした見方を打ち砕くことが出来る(それでは、何故正式発表しない?、との疑問も湧くが、まだ完成していないか、あるいは正式発表することで核兵器交渉に影響が及ぶ事を避ける意図があるかも知れない)。
 MDに関しては、日本が協力して米国で進められているが、実際の所、欠陥だらけだという。評論家の田中宇氏は、「日本の防衛省も、ミサイル防衛の意義は、実際の命中率の高さと別に、ミサイル防衛システムが日本に配備されている現実が国民に安心感を与えることにあると表明し、間接的に、命中率が低いことを認めている。命中率が低いことが国民にばれると、国民に与えていた安心感が消し飛んでしまうので、日本のマスコミは米国産の自国のミサイル防衛システムの命中率が低いことを報じない」と述べている(http://www.tanakanews.com/120423aegis.htm)。
 その上でロシアや中国の対MD技術が進めば、MDなど恐らく完全に無意味になるに違いない。MD対策の進歩が避けられない以上、日本も核抑止を真剣に考えるならば、本気で核開発を検討すべきだろう。



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