ウナギがっ!2



 昨日の当ブログ記事にて、アメリカの提案するウナギの取引制限が、アメリカの食料戦略の一環であるとの見解を述べた。現在、ウナギ蒲焼の生産から輸入販売に関わるビジネスは、市場規模が1000億円を超えるビックビジネスだと言う(http://www.salmon.co.jp/Topics/Topics64-Unagi1.htm)。先般、大腸菌汚染で問題となった牛レバーの市場規模が、その1/10の100億円程度に過ぎないというから(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120705-00000001-toyo-bus_all)、そのビジネスの巨大さが窺い知れようというものだ。食の完全支配を狙うアメリカにとって、攻略すべき重要なターゲットとなっている事も頷ける(中国からの輸入ルートなどは、むしろ破壊された方が良いと思うが・・・http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4115.html)。
 単に市場の大きさというだけでなく、恐らくは日本の食文化の破壊が主な目的の可能性もある。つまり、日本の伝統的食文化を枯らして、アメリカ産で餌付けすることこそが、アメリカの食料戦略の主たる目的なのかも知れない(http://blog.goo.ne.jp/topiepi/e/692dbfb174fb89742649a17e14c147f5)。
 食文化の破壊というのは、陰謀論のように聞こえるかもしれないが、これはむしろ、ビジネス戦略上の要求なのだ。例えば、多国籍企業であるマクドナルドは、明確に文化破壊を狙って活動している事が知られている。マクドナルド初代社長、藤田田は次のようなメッセージを残している。

『・1970年代は、超国家企業の時代である。マクドナルドこそ、典型的超国家企業であり、マクドナルドの全社員はアメリカじんでも日本人でもないマクドナルド人間、すなわち世界人である。われわれは世界人の企業として、まず自己のため、さらに世界のために働らかねばならない。
・私たちのビジネスは、人間の味覚という実に微妙なものを相手にしている。それは気候や風土、民族の多様性を越え、いつ、どこで、誰がやっても、同じ笑顔で、同質の味を提供できる。私たちはマクドナルドのハンバーガーという普遍性を備えた「文明」を売っているといってもいい。
・新しい食文化のイノベーダーとして、ハンバーガーは、日本人の食生活に完全に定着した。「日本の若者を金髪にしよう。食を通じ世界に伍していける真の国際人を育成できれば」の願いは、昨今の若者著しい体位の向上を見れば、その仮説の正しさが実証されつつあると確信します。
・日本の飲食業の問題点は醤油と味噌から抜け出せないこと。これから抜け出さないとダメだ。だから日本マクドナルドは、大豆系のものはいっさい使用していない。しかし、四十代にねらいをつければ、醤油、ミソからいつまでも抜け出せない。人口構成上の問題は大きい。現に、日本マクドナルドを始めるとき、多くの人が、醤油とミソを使わないと絶対に成功しないと私に言ったが、いまは「いかがですか。。。。」という気持ちだ。』(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20110926/1317034316

 消費国の文化そのものを、生産国の文化と同じものに変えてしまえば、生産物の流れは生産国⇒消費国というように自然に流れるようになる。
 例えば、ハロウィンの習慣の無い日本で、アメリカ製のハロウィン・グッズを売ろうと思ってもなかなか売れないが、日本にハロウィン文化を定着させれば、アメリカ製のハロウィン・グッズが自然に売れるようになる。しかも、こうした場合、日本には元からハロウィン・グッズを生産している所や、そのノウハウは無いわけだから、一方的に売る事が出来る。つまり最初のうちは競争者に妨害される事無く、大きな利益を独り占めする事ができるのだ。正に、究極の強制的需要喚起ビジネス!、相手国の文化を侵略・改変するというのは、最も優れたビジネス手段なのだ!
 キムチを食べる習慣の無い国に、キムチを食べる習慣を移植すれば、キムチが一方的に売れるようになる。つまりは、韓国が国家事業として進める韓流もまた、そうしたビジネス目的の文化侵略・文化改変戦略の実例だ。
 日本は他国の文化を受け入れるのは得意だが、他国の文化をビジネス目的で意図的に改変するのは不得意である。寿司文化などは世界共通化したと言われるが、実のところ、日本人自身が積極的に広めた訳ではない。海外の寿司バーの経営者は、大抵、韓国人や中国人であったりする。日本は、国家として、もう少し積極的に、文化改変戦争に参戦しても良いのではないか?
 例えば、韓国人やアメリカ人に納豆を食わせるとか・・・、もしもこれが実現すれば、日本の納豆生産者は大変な優位性を持って世界で勝負できるだろう。何しろ、納豆なんて、日本人以外は食べていない。つまり、日本以外では作るノウハウも全く無い食べ物だ。そうした特別(!)な食べ物を、例えば健康食品と言うようなイメージで世界に売って行く。それを文化として世界に定着させてゆく。国家として、そうした戦略的文化戦争努力が、今こそ、この国に必要なのでは無いか?




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(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4725.html 
http://ochimusya.at.webry.info/201207/article_10.html
http://d.hatena.ne.jp/stdbom/20120717/1342552736