偵察ぐらい自分でしよう



 米軍の無人偵察機グローバルホークに、日本周辺を監視して貰うそうだ。
『日米両政府は、米軍の無人偵察機グローバルホーク(GH)」を活用し、日本周辺海域の警戒監視を強化する方針を固めた。
 両政府が進める「動的防衛協力」の一環で、中国の海洋活動をけん制する狙いがある。森本防衛相とパネッタ米国防長官による3日(日本時間4日)の日米防衛相会談で合意する予定だ。
 米軍はグアムを拠点にGHを運用している。米側は日本に対し、GHが収集した情報やデータの提供量を増やし、中国船の領海侵入などに迅速に対処できるようにする。
 GHは高度約2万メートルを飛行し、高性能のセンサーやレーダーで不審船や潜水艦などの情報収集・監視活動を行う。30時間以上飛び続けることができ、広い地域をカバーできる。日本政府は2010年12月に閣議決定した「中期防衛力整備計画」で、無人機の導入に向けた調査・研究に着手した。(読売新聞 8月4日)』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120803-00001673-yom-pol
 アメリカべったりの森本氏らしい決断だ。しかし、私は、幾つかの点でこの方針には懐疑的だ。
・情報収集というのは、国家の機能として極めて重要だ。軍事的偵察情報の提供を、同盟国だからとはいえ、他国に頼り過ぎるのは、危険であり、国家の衰弱をもたらす。
・対中国と言うが、では中国とアメリカが、今後更に親密になったらどうするのか?、ある特定の情報に関しては日本に渡さないと言う秘密協定が、中国とアメリカの間に無いと100%言い切れるか?
・日本の敵を監視すると言いながら、監視されるのは日本では無いのか?、日本の動きがアメリカに100%監視されてしまう。そのこと自体、独立国としては納得しがたいが、更には、その情報がアメリカの都合で、日本の敵国へ渡される危険が無いと言い切れるか?
 かつてイギリスのチャーチル首相は、「あなたにとって仮想敵国はどこですか?」と尋ねられて「自国以外の国はすべて敵国であり、友好国も仮想敵国である。」と答えたという。頑張っているのかもしれないが、森本氏には、チャーチルの爪の垢でも飲んで貰いたい。
 やはり、独立国家として、日本周辺の監視くらい、日本が自らの力で行うべきではないのか?
 


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