ＪＤＡＭ搭載Ｆ２２で訓練

　ＪＤＡＭ（ジェイダム、統合直接攻撃弾）は、非誘導爆弾に精密誘導能力を付加できる装置である。このジェイダム弾搭載の米ステルス戦闘機Ｆ２２ラプターが、嘉手納で訓練している様子が目撃された。

『【嘉手納】米軍嘉手納飛行場で２０日午後３時半ごろ、６カ月の予定で米軍嘉手納基地に配備されているステルス戦闘機Ｆ２２Ａラプター５機が千ポンド爆弾１０発を搭載し離陸するのが確認された。１９日にも爆弾を搭載し離陸するのが確認されている。Ｆ２２が嘉手納に暫定配備された２００７年以降、沖縄で実弾を搭載して飛行するのは初めてとみられる。
　２０日午後に搭載した実弾は千ポンド（約４５３キロ）爆弾ＭＫ８３ジェイダム。戦闘機からの操作なしに目標を攻撃できる誘導爆弾の一つ。各機に２発ずつ搭載されて離陸し、午後５時半ごろまでに帰還した。
　Ｆ２２は爆弾を機体内部に格納することから、爆弾を投下したかは、着陸時に目視で確認できていない。
　Ｆ２２は低酸素症に似た症状を訴える操縦士が相次いだため一時運用を停止した。操縦士が着用するベストの不具合が主な原因とされ、改善策を施したとして１２年５月に飛行高度などを制限して運用を再開。７月末に嘉手納に１２機が暫定配備された。（2012年9月21日　琉球新報）』（http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197151-storytopic-3.html）

　しかし琉球新報はネチネチ在日米軍をスパイ活動しているようだが、実のところ米軍は、スパイに目撃されることも前提にＦ２２を見せびらかしている。現在、嘉手納のＦ２２は２２機に増強されているが（http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20120913rky00m010002000c.html）、米国が尖閣を日米安保の範囲内と定めたので、このＦ２２の存在が、中国の尖閣へのチャレンジを抑止する重要な鍵となっているのだ。
　それ故、左翼紙、琉球新報が嘉手納の動向を細かく伝えることが、尖閣を狙う中国への威嚇として大きく作用すことになる（笑）。
　けれども、米国が日本に売らない事を決定したＦ２２が、日本の安全に深く関わっているとは何とも皮肉だ。米国が決定的な戦力であるＦ２２を日本に売り渡さない事が、日本の米国に対する依存度を高めている。次期戦闘機であるＦ３５納入が遅れている航空自衛隊の戦力は、徐々に旧式化しつつある（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120514/1336998738）。
　こうなると日本が主力戦闘機を国産開発できていないことが、弱点として大きくクローズ・アップされる。
　やはり高性能の主力兵器を国産開発できなければ、我が国の平和と安定は保てないのだ！

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