中国産から日本産へ



 学名、Nipponia nippon(ニッポニア・ニッポン)。学名に日本の名前が入った鳥、トキ。残念ながら日本の野生種のトキは絶滅した。現在、日本で繁殖が進められているトキは、中国産のトキなのだ。これについて、日本産トキの凍結保存細胞から、再び日本産トキを再生させるプロジェクトがあると言う。
『日本固有種が絶滅した国の特別天然記念物トキを、凍結保存してある細胞を使って復活させる取り組みを国立環境研究所(茨城県つくば市)が始めた。
 あらゆる細胞に変化できる性質を持つiPS細胞(新型万能細胞)の技術を用い、日本産トキと同じ遺伝子を持つトキの誕生を目指す。
 同研究所に保管されている日本産トキ最後のオスで、1995年に死んだミドリの皮膚細胞と、最後のメスで、2003年に死んだキンの皮膚細胞を使う。大沼学研究員によると、計画では、まず皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入してiPS細胞を作製する。これを中国産トキの受精卵(胚)に移植、日本産トキと同じ遺伝子の精子卵子を持つトキを生み出す。
 そのうえで、成長したオスとメスを交配させ、全身が日本産トキと同じ遺伝子の細胞を持つトキを誕生させる計画だ。中国産トキの性質を受け継ぐトキが生まれる可能性もあるが、一定の割合で日本産トキの性質を持つトキの誕生が期待できる。(読売新聞 9月27日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00001689-yom-sci
 日本発の技術であるiPS細胞を使い、学名に日本の名が入っている象徴的な鳥、トキを復活させる。しかも中国産ではなく、日本産のDNAを持ったトキを復活させると言う。
 素晴らしい!
 これは、今の日本に必要な「何か」を象徴するプロジェクトだと思う。
 日本社会、今、あちこちに低価格・低品質の中国産商品が入り込んでいる。愚かにも、日本人の安易な金儲け主義が、高度な技術で作られた品質の高い日本産商品を、幾つも絶滅に追い込んだ!
 だが、その弊害が日本社会に出つつある。品質不良の中国産品は、安心して使えない・・・しかも、中国との関係も最悪だ。今進めるべきは、脱中国!(勿論、脱韓国も!)
 日本の高度な技術をもう一度見直そう。そして日本固有の産品を大切にしよう。日本のDNAを受け継ぎ、大切に育てよう。それが、日本再生の道だ!
 



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