北は報復攻撃する



 朝鮮人民軍の兵士1名が、上官2名を射殺して韓国へ亡命したという。この事件は金正恩を試すものとなるだろう。
『韓国軍は6日、北朝鮮朝鮮人民軍の兵士1人が同日、南北の軍事境界線を越え韓国に亡命したことを明らかにした。
 兵士は韓国軍の調べに、「歩哨所で上官2人を射殺し、韓国側に逃げてきた」と話したという。
 北朝鮮軍人の韓国亡命が確認されるのは、金正恩(キムジョンウン)第1書記の新体制が今年4月に本格始動してから初めて。食糧事情が悪化する中、体制の支柱となっている軍部の忠誠心が末端から揺らぎ始めた可能性がある。
 韓国軍によると6日正午過ぎ、韓国・京畿道坡州市北方の軍事境界線付近で銃声が響いた後、北朝鮮軍の兵士1人が北朝鮮側の歩哨所から走り出て越境し、南に500メートル離れた韓国軍の歩哨所まで逃げてきた。兵士は亡命の意思を示し、韓国軍が保護した。亡命動機などを聴いている。北朝鮮側の歩哨所から、射殺された兵士2人が運び出される様子も確認された。(読売新聞 10月6日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121006-00000647-yom-int
 この事件は、通常の脱北亡命事件のように簡単には収束しない。
 何故なら、脱北した朝鮮人民軍の兵士が、2人の上官を射殺しているからだ。
 北朝鮮から見れば凶悪な殺人犯、末端兵士による反乱事件でもある。当然、北朝鮮は処罰する為、韓国側に脱走兵の引き渡しを求めるだろう。これを見過ごしにすれば、朝鮮人民軍の威信に重大な傷が付く。北の内部では、到底、見過ごしにできない重大事件と見なされる。
 正恩は苛烈な態度で韓国に迫る以外に、選択肢が無い。もし反乱兵士を匿う韓国を簡単に許せば、正恩は軍の支持を失うかもしれないからだ。
 しかし韓国は、脱北兵士を簡単に北に引き渡すことは絶対に無いだろう。
 これもまた、韓国の威信に関わる事だからだ。
 北は2人の兵士を失った。脱北兵士の家族は抹殺出来ても、脱北兵士を処罰できないなら、最低でも2人の韓国人の血が流れなければバランスが取れない・・・そう正恩は判断する。けれども不適切な報復は、前面衝突の危険を孕む。
 どこで攻撃するか?、ヨンピョン島のような砲撃作戦をまた繰り返すのか?、だが今度は韓国も準備を整えている。砲撃に対する反撃は、以前のように小規模なものでは済まない。
 ではどうする?、ソウルに潜入した工作員を利用し、テロを企図する?
 或いは、日本の潜入工作員を利用し、日本で韓国大使館を狙う?
 今回の正恩は、行動を世界に大きく宣伝する必要は無い・・・場合によっては、世界に見えなくても良いかもしれない。ただ、正恩としては、国内向けに、朝鮮人民軍に対し顔の立つ行動が出来なけばならない。
 だがどうやる?、正恩は今、悩んでいるはずだ。だが、行動するだろう。奴もまた、温和な独裁者は、反乱を招くという事を、どこかで学んでいるだろうから。
 いずれにしろ・・・韓国人の近くには居ない方が良い。竹島問題もあることだ、こんな時に韓国へ修学旅行とか、冗談じゃないですよ。
 



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