チャベスは何故潰されない?



 ベネズエラ大統領選で、チャベス大統領が4選を果たした。 
『南米の産油国ベネズエラの大統領選は7日投開票され、チャベス大統領(58)がカプリレス前ミラン州知事(40)を破って4選を果たした。
 中央選管によれば、チャベス氏の得票率は54.43%、カプリレス氏は44.47%。開票結果が発表されると、カラカスではチャベス大統領支持派が数カ所で一斉に巨大な花火を打ち上げ、歓喜の声を上げた。
 チャベス大統領はこれまで3期にわたり、貧困層への“バラマキ”政策で貧困層から絶大な支持を得た。4選を決めたことで、在職期間は2019年までの計20年間に及ぶことになる。
 一方、カプリレス氏は、国営石油会社(PDVSA)への民間投資導入や、企業の国有化反対を訴えるなどして中産階級への浸透を図ったが、当選は果たせなかった。(産経新聞 10月8日)』(http://rifuu.blog129.fc2.com/blog-entry-527.html
 チャベスと言えば、イランのアフマディネジャドと並ぶ反米主義者である。チャベス911事件はアメリカの陰謀と言い(http://www.asyura2.com/0601/war84/msg/578.html)、イスラエルを公然と批判し(http://www.youtube.com/watch?v=knSkOInnJys)、アメリカが地震兵器を使っているとも指摘する(http://10e.org/mt2/archives/201001/232331.php)。
 アメリカにとって目障りな筈だが、何故、南米で政権を維持し、米国批判を続ける事が出来るのか?、大いなる謎だ。アメリカは、その気になれば、チリのアジェンデ政権をCIAの工作で破壊したように、小国ベネズエラチャベス政権を破壊する事も可能だろう。なのに、何故そうしないのか?
 思うに、チャベスは、アメリカにとって、何か意味のある存在なのではないか?
 チャベスアメリカを批判するが、ベネズエラで産出する石油の60%はアメリカ向けだ。そしてベネズエラでのアメリカの企業活動も制限されていない。チャベスアメリカの敵かもしれないが、利益を共有しているのかも知れない。
 石油に関して言えば、ベネズエラにとってアメリカは無視できない顧客である。そしてアメリカにとってベネズエラは重要な石油供給国であり、両国は「持ちつ持たれつ」の関係にある(http://blog.goo.ne.jp/azianokaze/e/1dd538e18d64d2cf97c60955e2ca0ec8)。
 謀略渦巻く国際政治の場に於いては、人物の言動だけでは敵味方を簡単には見極め難いものだ。それ故に、どの国も諜報機関を発達させ、ニュースに流れない「ウラ」情報の把握に努める。
 チャベスアメリカの真の関係は?・・・それを知る為に各国は諜報工作活動を行う・・・当然、その過程で、潜入工作員が痕跡も無く失踪したり、あるいはどこかの湖で水死体となって発見され、事故死として処理されるような事もあるだろう。でも、それぐらいで臆してはならない。国家には情報が必要だ。
 我が国もヒューミントhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%88)を多用して、対外諜報工作活動を活発に行う専門機関を設置し、国際社会を「ウラ」で動かす積極的な努力をすべきだ。そうでないと、いつまでも騙される一方。「ウラ」から動かされる今の日本のままだ。

 



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