石原はヒンデンブルク



亀井静香国民新党前代表は3日、テレビ東京の番組で、新党結成を目指す石原慎太郎東京都知事日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の連携について「原発、消費税、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)についての合意もなく、一緒にやろうと言っても新党(間の連携)なんてできない」と批判した。さらに、「(統治の)仕組みだけ変えますといって、残りは白紙委任というわけにはいかない。石原さんはヒトラーを生んだヒンデンブルク大統領の役割になる」と述べ、強い懸念を示した。(毎日新聞 2012年11月03日)』(http://mainichi.jp/select/news/20121104k0000m010041000c.html
 この亀井静香の指摘は、ナチスの成立経緯に詳しい人なら、警告と受け取れるものだ。ヒトラーが総統になる前の事、彼は、第一次世界大戦で活躍した将軍パウル・ヒンデンブルクの権威を利用し、ナチ党と自分自身への信頼感を高めた。当時のドイツには、ヒトラーの急進的な考え方を警戒する人も多かったが、保守派の重鎮ヒンデンブルクと結び付いた以上、ヒトラーが勝手な事をする危険は無いだろうと安心した。
 しかしヒンデンブルクは、その頃80歳代、ヒトラーは、まだ40歳代の若さだった。ヒンデンブルク大統領が死去した後、ヒトラーヒンデンブルクにかわり大統領に就任した。我々が教科書で知る独裁者としてのヒトラーは、そこから誕生したのである。
 橋下は、石原の勢力圏に入ることで石原を立てているように見える。だが、高齢の石原の時代が、そんなに長く続くとは思えない。世代は自然と若い橋下にバトンタッチされるだろう。橋下は、その時、石原が築いた基盤の全てを引き継ぐ計算をしているのかもしれない。
 先日、石原新党が誕生した時、石原新党に期待したのだが、橋下と連合した今、石原新党を支持することは、つまり、橋下を支持することになってしまうのだ。
 そう言えば、ヒトラーと橋下には似た所がある。ある説によると、ヒトラーにはユダヤ人の血が混じっていたと言う。そのせいなのか、ヒトラーは、権力の座に就くと、直ちに自分の過去について調べる事を禁じた。自分の生まれた村まで、軍の演習場にして消してしまう程の徹底ぶりだったそうである。どこか、先だっての週刊朝日問題(http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121020/dms1210201449012-n1.htm)の橋下の態度と、似ている気がしないだろうか。




核武装マグカップ
核武装C
核武装C

1,295円



アドルフ・ヒトラーの一族―独裁者の隠された血筋  単行本>



<石原・橋下連合支持はキケンだ!、クリック宜しく。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ



(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4865.html