長崎における空論
『長崎大核兵器廃絶研究センターの梅林宏道センター長がこのほど、長崎市であった市民講座で講演した。国連総会第1委員会で34カ国が核兵器使用を国際法上非合法にするよう求めた声明に日本政府が「核抑止を否定できない」と賛同しなかったことについて、「私たちは核の傘に頼らない安全保障は可能だということを、代案として出さなくてはならない」と述べた。
梅林さんは、米露中が核兵器による攻撃や威嚇をしないという約束の下で、北朝鮮と韓国、日本を非核化する「北東アジア非核兵器地帯」が代案になりうると解説。「日本は、北朝鮮や中国から核攻撃の心配がなくなる。北朝鮮は米国の核攻撃の心配がなくなる。法の支配によって安全が確保できる」と指摘した。
さらに、「日本では『核の傘がなくなれば、核武装しかない』という議論がはびこるが、非核地帯を実現すれば核武装の必要はない。そういう選択の道がある」と主張した。(毎日新聞 2012年12月03日)』(http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20121203ddlk42040238000c.html)
これには空論と言わせていただこう。何故か?
身近な例で考えてみよう。もし警察が無かったとして、法律だけあれば、犯罪は起こらないのだろうか?
そんな事はあり得ない。現実には、警察があったって、犯罪は起きまくってる。
長崎大核兵器廃絶研究センター長は、日韓北の非核化宣言と核大国による約束があれば、法の支配により日本は核武装しなくて済むと言う。
だけど、その法の支配って何だ?
我々の身の回りで、辛うじて法の支配が成り立っているのは、一般民の持っていない武器で武装した警察官が、法の番人として、法律違反に絶えず目を光らせているからだ。
それでは今、もし核武装国が核を使わないと約束をしたとして、その約束を破った時に核武装国を取り締まれる、核武装国よりも強い力を持った番人って、いったい何でしょうか?
国際社会に、そうした番人はいません。ごく稀に、アメリカや国連が番人として機能することもあるけど、現実には北朝鮮一国の暴走さえ取り締まれないのだ。
つまり、核武装国よりも強い番人が存在してない国際社会で、核武装国を法の支配でコントロールするなど、矛盾も甚だしい。それは実効性の無い考え方なのだ。
この様な議論は、やはり空論としか言えないでしょう。
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