米中露、全面核戦争プラン



 1960年代に、米国がロシアと中国への核攻撃を計画していたことが、機密文書の公開により明らかにされたという。
アメリカ国家安全保障の機密文書は、1960年代の終わりまでにロシアと中国に核攻撃を行う計画があったことを物語っています。
 プレスTVによりますと、この機密文書は、12日水曜、ワシントンにあるアメリカ国家安全保障アーカイブによって公表されました。
 この文書で、アメリカは1960年代の終わりまでに、中国とロシアがアメリカを攻撃することがあれば、これらの国に核攻撃を行う計画を有していたことを物語っています。
 "Furtherance(推進)"と呼ばれるこの計画では、「ロシア、中国のどちらの国がアメリカに攻撃を仕掛けるかは問題ではない。また、この2カ国の攻撃が偶然、あるいはどんな兵器を使って行われるかも重要ではない。いずれにせよ、アメリカはこの2カ国に核攻撃を行う」とされています。
 アメリカは中国とロシアに対する核の全面的な攻撃計画を1968年まで追求していました。
 アメリカの当時のジョンソン大統領は、同国の核攻撃と冷戦時代の核の悲劇の再発に対する反発を懸念したことから、再検証を命じ、その後その計画を停止しました。
 アメリカは歴史の中で、他国に核爆弾を使用した唯一の国として知られています。
 第2次世界大戦中には、トルーマン大統領の命令で、広島と長崎に原爆が投下されています。(2012/12/15 ラジオイラン)』(http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/33887
 米国は朝鮮戦争において原爆の使用を検討した事がある(http://matometanews.com/archives/1254053.html)。また、ベトナム戦争でもベトナムへの核攻撃を真面目に検討していた(http://www.antiatom.org/GSKY/gerson/ch5.pdf)。1960年代と言えば、時期的にはベトナム戦争の頃だが、記事によるとロシアもしくは中国から直接、米国が攻撃された場合、核により反撃する事を計画していた様だ。
 注目すべきは「攻撃が偶然、あるいはどんな兵器を使って行われるかも重要ではない」としているところ。つまり、偶発的に通常兵器により米国が攻撃されるようなケースでも、直ちに核攻撃により中露を放射能の海に沈める計画を立てていた事だ。
 米国は、後のカーター政権の時にも、非核保有国に対する核攻撃などを検討しているが(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120918)、ロシア、中国などの核保有国から通常兵器により攻撃を受けた際に、相手の核使用に先んじて全面核攻撃をする計画があったとは驚きだ。
 つまりこれは何かと言うと、通常兵器により攻撃された事を口実として行う、事実上の先制核攻撃だ。恐らく1960年代には、ロシアと中国の核反撃能力が未熟であり、中露が米本土を核攻撃する前に、米国が中露を全面核攻撃すれば、米国は有利に核戦争に勝てるというシミュレーションがあったのだろう。
 考えなければいけないのは、現在の中国が、日本に対して、こうした全面核攻撃プランを持っているかどうかだ。恐らく持っているだろう。
 つまり、現状では、中国が中国領と主張する尖閣で、中国の侵入に対し日本が通常兵器により反撃した場合に、中国側から見て中国に対する日本の攻撃と主張され、即時対日全面核攻撃を受ける可能性もゼロと言えないのだ。日本は、本気で中国に対する強烈な核反撃力を滋養しないと、真面目な話、この国は無くなるだろう。

 



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