甘いと軽んじられる



 現在の韓国では「対日関係は重要とは考えられていない」(韓国の元外交官)そうだ。
『額賀氏と朴槿恵氏の会談は、日韓両国の新政権発足に合わせて関係改善を図る出発点だ。ただ、朴氏側が配布した報道資料は、朴氏の「歴史を直視しながら」などといった発言に下線が引かれていた。歴史問題で妥協しない姿勢を強調したもので、関係改善が簡単ではないことを示した。
 韓国では、李明博(イ・ミョンバク)大統領が昨年8月に島根県竹島(韓国名・独島=ドクト)に上陸したり、天皇陛下に謝罪を求める発言をしたりして日韓関係を悪化させたことには批判が強い。
 一方で、現在の韓国では「対日関係は重要とは考えられていない」(韓国の元外交官)という空気が漂う。安倍首相が自身の首相就任前にもかかわらず朴氏の当選直後に特使派遣を表明したのに、朴氏側が難色を示して日程を延期せざるをえなくなったのも、韓国側のこうした意識を反映したものだ。額賀氏と朴氏の会談を伝える韓国メディアの報道も「歴史を直視」という朴氏の発言に焦点を当てたものが多いが、関心が特別に高いわけではない。
 靖国神社への放火事件にかかわった中国人の劉強(りゅう・きょう)元受刑者(38)を日本に引き渡さないという3日のソウル高裁の決定も、こうした流れと無関係とは言えない。
 ソウルの法律事務所で働く韓国人弁護士は「敏感な事案になると、韓国の法廷は世論に逆らわないようになびく傾向がある」と話す。祖母が慰安婦で、慰安婦問題での日本政府の態度に腹を立てたのが犯行動機だと供述した劉元受刑者を、韓国で軍国主義の象徴とみられる靖国神社への放火容疑で日本に引き渡すという決定は難しい。日韓関係の重要性に関する意識は低くなっているため、日本を刺激するような決定にもそれほど抵抗はないのだ。
 さらに「(劉元受刑者を中国に引き渡せという)要求が受け入れられない場合、中国はただではおかないとの憂慮が韓国政府の内外に少なくない」(聯合ニュース)という恐怖感が、韓国では事前に語られていた。これも、高裁の決定に影響を与えた可能性がありそうだ。(毎日新聞 2013年01月05日)』(http://mainichi.jp/select/news/20130105k0000m030113000c.html
 上の記事にある、次の文が全てだ。
「(劉元受刑者を中国に引き渡せという)要求が受け入れられない場合、中国はただではおかないとの憂慮が韓国政府の内外に少なくない」
 この韓国の見解が全てを示している。つまり、対韓外交に於いては、韓国に気に入られるよりも、怖がられる事が大切という事だ。当ブログで何度か述べているが、国家間の外交とは、ご近所さんの付き合いではない(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120916/1347764375)。国家の代表同士が、国民からの期待を背負い、国益をかけて戦うのが外交だ。その闘争の場に於いて、相手がニコニコ笑っていたとしても、それは表面上の笑みであって、腹の中では、相手を如何に罠にはめるか、常に考えて居なければならないのが本来の外交姿勢である筈。
 その表面的な笑みを、心からの笑みと勘違いし、常に親しく接しようとするから日本の外交は付け込まれる。
 勿論、貴方の家に個人的に訪ねてくる外国人が居て、それが個人的な付き合いならば、外国の人と信頼し合うのはおかしなことではない。だが、国と国との交渉の場で、相手を信頼するような事が少しでもあれば、それは異常な事と言わねばならない。
 何故なら、国家間の関係は、個人的な付き合いでは無い。グループとグループ、国と国が利害をかけて争う、その集団の代表同士が交渉するのだ。戦争をする代わりに代表同士が対決して決着を付ける。話し合いがまとまらなければ、国同士が戦争する事もある。それが外交交渉というものだ。
 現在の日韓関係は、韓国が原因で悪くなっている。これを改善させる場合は、筋論から言えば、韓国から先に日本へ詫びを入れてくる必要がある。だから、たとえ日本から関係改善を望む事があったとしても、形上、向こうから詫びを入れたように世界から見えるようにする必要がある。そうしないと、他の国から舐められるからである。
 つまり、安倍さんが本当に韓国と関係改善したいのであれば(そうする必要は全く無いと思うが、仮定の話)、韓国をあらゆる手段を使って締め上げ、向こうから日本に土下座してくるよう仕向けなければならない。そういう準備も何も全くせず、日本から一方的に無用な詫びを入れるかのような今回の額賀氏による特使。あまりに面妖な話である。一方的な朝貢外交ではないか。
 だが深読みすれば、日本が頭を下げたのに、関係改善しないのは韓国の意思だ、という事を、日韓関係改善を望むアメリカにハッキリ見せる為のパフォーマンス、安倍さんの訪米を前にしたアリバイ作りなのかも知れない。
 それはそれで、何故アメリカの為に、日本が土下座外交する必要があるのか、という、主体性なき従米外交姿勢という事で、やはり問題なのだが・・・。やはり外交は、主体性を持ち、相手国から怖がられなければならない。日本から特使を派遣するなら、「竹島を返さない限り一切話し合わない、国交断絶も辞さない!」くらいの事を韓国に言うべきだ。
 相手国を畏怖させるように接する。日本国の外交姿勢には、それが全く欠けているのだ。



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