三度目の核実験、北朝鮮



 13〜20日にも北朝鮮の核実験が実施されるとの観測がある。
『韓国の有力紙、中央日報は十二日、政府当局者の話として、北朝鮮が早ければ来週中に核実験を強行する可能性があるとの情報を入手し、北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)核実験場の監視を強化中だと報じた。
 北京在住の北朝鮮官僚が、中国側に対して十三〜二十日に核実験を行う予定だと伝えたという。別の北朝鮮消息筋は三度目の核実験について「核弾頭小型化・軽量化が目的で、米国の第二期オバマ政権発足(二十一日)に合わせようとしていると聞いている」と説明した。
 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は昨年末に、十二月十三日の衛星写真を公開して、北朝鮮が政治的判断を下せば、二週間程度で核実験ができる準備態勢を維持しているとの分析を示していた。
 韓国の次期大統領、朴槿恵(パククネ)氏は、中国政府特使として訪韓した張志軍外務次官との十日の会談で、「(北朝鮮の)核開発は容認できず、追加挑発には断固たる姿勢で臨む」と強調。北朝鮮が核実験を強行すれば、二月二十五日の新政権発足時から南北関係が停滞する可能性がある。(2013年1月12日 東京新聞夕刊)』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013011202000235.html

 三度目となる北朝鮮の核実験。周辺各国が監視しているので、実施されれば、北の核が、現時点でどの程度の完成度にあるか判断できるだろう。
 北朝鮮の最初の核実験は2006年10月9日、北朝鮮咸鏡北道豊渓里で行われた。その際は、微弱な地震波が観測されただけで、TNT火薬を使った偽装核実験ではないかと疑われた。二度目の核実験も2009年5月に同じ場所で行われたようだが、その際はマグニチュード(M)4.7程度の規模に相当する地震波が観測されている(http://blogs.yahoo.co.jp/ep80_541kei/1540500.html)。
 沖縄県と同程度の経済規模しかない北朝鮮が、弾道ミサイル発射や核開発を成功させている。その極貧国家、北朝鮮から、日本は国民を拉致された上、国土を火の海にすると恫喝までされているのだ(http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2009/05/post-a2f9.html)。
 この状況、いい加減に日本も目覚めて、核武装した上で北朝鮮に大打撃を加えないと、国際社会から無能な臆病者国家の烙印を押されかねない所まで来ている。日本人ならば、核もミサイルも無い自国の情けない姿を客観的に見て、今の自国の立場を真剣に憂慮しなければならない筈である。



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