アルカイダを敵とするな



 北アフリカアルジェリアで、邦人複数がイスラム武装勢力アルカイダ系グループに拉致された模様だ。
アルジェリア南東部インアメナスのプラント建設現場で16日未明(日本時間同日昼)、プラント建設大手、日揮(本社横浜市)の日本人駐在員が拉致された。日揮本社などが明らかにした。ロイター通信は5人が拉致されたと伝えたが、自民党幹部は「日本政府側から3人が拘束された可能性が高いとの説明を受けた」と述べた。フランス公共ラジオによると、国際テロ組織アルカイダ系グループの一員と称する人物が犯行を認めた。
 日本の外務省幹部は16日夜「拘束されているのはほぼ間違いない」と記者団に述べた。菅義偉官房長官も臨時記者会見で「現時点で内容は差し控えたい」と語った。(2013/01/16 47NEWS)』(http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013011601001649.html
 日本は米国覇権の最大の支援国家である。その為、米国覇権と戦うアルカイダにとって、日本もまた、必然的に敵になるのだろう。だが、イスラムの守護者、アルカイダにとって、敵は米国だけではない。意外な事に、中国もまた、アルカイダの敵なのである。
 2009年、アルジェリアアルカイダ系グループが、中国による新疆ウイグル自治区イスラム系住民、ウイグル族弾圧に対し、中国人への報復を宣言した事がある(http://www.recordchina.co.jp/group/g33417.html)。
 敵の敵は味方、中国を最大の敵とする我が国にとって、見方を変えれば、反中国を掲げるアルカイダもまた、味方となり得る勢力かもしれない(ビン・ラディンを失ったアルカイダが、今も組織体として機能しているのか良く分からない部分はあるが)。文明の衝突イスラム圏の破壊を目論む欧米や、イスラム少数民族の弾圧を続ける中国と異なり、日本にはイスラム圏を敵とする理由はそもそも無いのである。
 拉致された日本人の安否は気にかかるが、日本の外務省は、その辺の関係性も踏まえて、日本人の立ち位置を有利にするようアルカイダ系グループとの交渉を進めるべきであろう。ともあれ、拉致された方々が無事に解放される事を望む。



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