対NBCテロ訓練



 先日、岡山空港で警察により核、生物、化学テロを想定した訓練が行われた。最近は対テロ訓練も昔より珍しく無くなったようだが、周辺国との緊張を抱える我が国では、危機の度合いも以前より高まっているであろう。
岡山県警は16日、空港が標的となったNBC(核、生物、化学兵器)テロに備える訓練を岡山市北区日応寺の岡山空港で行った。
 立ち入り制限区域に不審者が侵入。空港職員から通報を受けた岡山西署員が捜索中、国際線ロビーで不審者が残したとみられるペットボトルを見つけ、中に入っていた液体から刺激臭がした―との想定で行われた。
 約40人が参加。署員の要請で化学防護服を着た県警警備部のNBC初動措置班5人が急行し、毒ガス検知器で硫化水素の可能性が高いと判断すると、液体を密閉缶の中へ慎重に回収した。最後に、噴霧器で一帯を消毒した。
 同署の槙野謙二地域交通官は「テロはいつ起きるか分からず、甚大な被害をもたらす。県民の安全のため万全を期したい」と話していた。(2013/1/16 山陽新聞)』(http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013011619533889/

 核、生物、化学テロを想定したと言っても、記事を読むと化学兵器テロに備えた訓練のみが行われたようだ。最近の情報によれば、持ち運びの簡単なスーツケース型核兵器が、テロ組織に20個密売されたとの噂もあるようだ(http://alternativereport1.seesaa.net/article/279055196.html)。真偽のほどは不明だが、そうした危険も想定内なのが、現代という時代である。警察には、是非、核テロに備えた訓練も行って欲しい。
 アメリカ軍は、特殊核爆破資材(Special Atomic Demolition Munition,SADM)として、W54核弾頭を使用した重量68kgの持ち運び可能な超小型核爆弾を、1965年から1989年まで実戦配備していた(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E6%A0%B8%E7%88%86%E7%A0%B4%E8%B3%87%E6%9D%90)。恐らく今なら、もっと高性能の小型核が存在していてもおかしくない(秘匿されていると考えられる)。
 或いは、小型核でなくても、北朝鮮などのテロ支援国が、素性を隠して開発中の大型核爆弾を秘密裏に船で日本に輸送し、港で大型トレーラーに積み替え、大都市に持ち込むというような核テロ攻撃を行う事も、想像のレベルでは可能である。911テロのような、予想外の手段を用いた攻撃というものに、常に注意を払っておく必要がある。
 世界の主要都市に核爆弾がテロリストにより持ちこまれ、同時多発的に全世界がテロリストから脅迫されるような事態さえ起こりかねないのが、現代である。我が国も、国家として核、生物、化学テロ対策に、更に真剣に取り組む必要があると思われるのだ。




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