謎のカナダ人がアルジェ人質事件に関与
アルジェリア人質事件において、アルカイダ系グループの襲撃指揮に、チェダドと呼ばれる謎のカナダ人が関与していた事がわかったという。
『アルジェリアのセラル首相は21日記者会見し、過去数年で最悪の人質事件の1つとなった同国南東部イナメナス近郊のガス関連施設で発生した人質拘束事件について、隣国マリで計画され、「チェダド」と名乗る謎のカナダ人が指揮していたと発表した。
約40人のイスラム系武装集団が同施設を襲撃してから5日が経過し、事件の全体像が浮かび上がりつつある。
同事件では、施設で働いていた米国人、英国人、フランス人、日本人、ルーマニア人、ノルウェー人、フィリピン人が死亡もしくは行方不明となっており、人質と武装勢力の死者数を合わせると67人に上る。人質5人の安否が依然確認されていない。
脱出できた英国人は手を縛られ、口にテープを張られたほか、首にはプラスチック爆弾を巻き付けられたと話した。また別の脱出者は、武装勢力が居住施設内を捜索する中、自分のベッドの下に1日半以上隠れていたと語った。
セラル首相の会見によると、事件はマリで企てられ、武装勢力はニジェールとリビアを経由してアルジェリアに入国。武装勢力のメンバーにはエジプト人、モーリタニア人、ニジェール人、チュニジア人、マリ人、アルジェリア人が含まれているほか、事件を指揮したのは「チェダド」というカナダ人だと明かした。
同施設は高い塀で囲まれ、アルジェリア軍が定期的に周辺のパトロールをしており、難攻不落と思われていたかもしれない。しかし、それは幻想にすぎなかった。施設は火薬庫と化した隣国リビアとの国境から約80キロしか離れていない。
アルジェリアの治安当局者はロイターに対し、少なくとも16日未明に同施設を急襲した武装勢力の一部は、密輸に使われるルートを使ってリビアとの国境を越えてきたと述べた。(2013年01月22日 ロイター)』(http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE90L06520130122)
このチェダトと呼ばれる人物、通称名が知らされるだけで正体は不明である。
カナダ人と強調(意図的かな?)して報道されているから、白人のような印象を持つが、カナダは移民も多く、民族別のコミュニティーも存在するから、国籍がカナダと言うだけで、白人では無い可能性もある事を考慮すべきだろう。
実際、過去にもアルカイダ指導者ビンラディン容疑者の側近で、パキスタン軍との戦闘で死亡したアフメド・サイード・カードル容疑者や、その息子でアフガニスタンで米兵を殺害したとして拘束されたオマール・カードル容疑者らはカナダ国籍(名前は中東系だ)だった事が知られている(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE90L00V20130122)。
事件の背後関係は未だ明らかではないが、一つ学ぶべき事がある。つまり、カナダの様に移民を積極的に受け入れる事は、国外で活動するテロの温床をも受け入れる事になるのだ。民主党に比べれば、自民党の方が移民受け入れに慎重だが、それでも経済界と組んで、移民政策推進を画策する勢力は国内に多い。
以前、公安警察から国内イスラム教徒の名簿が流出する不可解な事件があったのを記憶しておられる方も居られるだろう(http://www.azusawa.jp/comit/20110829.html)。このような日本の現状を考えると、移民を増やして行く事により、日本がテロリストの温床になる危険もあることを良く考えねばならないだろう。
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