バックファイアーに気を付けろ!



 ロシアの長距離爆撃機が中国に生産ラインごと売却されるという。
『安倍政権の発足とともにアメリカ軍事関係コミュニティーでは尖閣問題をはじめ日本周辺を巡る安全保障問題に関する関心が高まっている。それらの中で、日本ではあまり取り沙汰されていない話題の1つが、中国人民解放軍がロシアから「ツポレフTu-22M3」超音速爆撃機を生産ラインごと輸入することでモスクワと北京が合意に達したらしい、という情報である。このような情報はこれまで幾度も取り沙汰されていたが、今回はいよいよTu-22M3の人民解放軍への配備が具体的秒読み段階に入っているとみなされている。(2013.01.21 JBPRESS)』(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36951

 Tu−22M3、NATOコードネーム「バックファイアーC」と呼ばれる機体は、東西冷戦下、旧ソ連が開発した超音速長距離爆撃機である。アメリカのB1爆撃機計画に対抗して開発されたものだ。
 当時、日本の中曽根首相が有名な「不沈空母発言」をしたのも、こうした長距離爆撃機の脅威からアメリカ太平洋艦隊を防御する意図が含まれていた。
 だが長距離爆撃機は、巡航ミサイルの発達により、最近では影の薄い物となっている。中国は大量の巡航ミサイルを持っているのに、何故今、バックファイアーを持とうとするのか?
 一つの理由は、脅しに使うのに最適だからであろう。
 一度発射したら、目標まで飛んで行く巡航ミサイルでは、示威活動が出来ない。発射したら戦争が始まってしまうのだ。一方、長距離爆撃機はそうではない。編隊を組んで目標に接近し、近くまで行って戻って来る事ができる。
 その間、接近を見守る方は、相手の意図を判断できず、飛んでくる度に脅威を感じ続けねばならない。例えば、尖閣周辺に飛ばして日本を脅かす事も出来る。
 もう一つの理由は、真面目に米空母潰しを考えての事だろう。米艦隊にギリギリまで接近し、突如、対艦ミサイルを発射するという奇襲攻撃の手段として使う事ができる。ステルス戦闘機で早期警戒機を撃墜した後、大量のバックファイアーで飽和攻撃を仕掛ければ、旧式機とは言え脅威になる。搭載する対艦ミサイルが最先端のものなら、母機の方が低性能でも使えるのだ。
 ところで、日本の自衛隊にはバックファイアーに相当する長距離爆撃機が一機も無い。周辺国の脅威になるからと保有を自己規制しているのだ。これは問題である。
 日本も長距離爆撃機、それから勿論、弾道ミサイル巡航ミサイル、核弾頭などの戦略兵器を装備すべきなのだ!



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