スターリングラード復活、ロシア



 ロシアが、南部にある工業都市ボルゴグラードについて、旧名であるスターリングラードの名称を復活させることにしたという。
『ロシア南西部のボルゴグラード市で2日、旧ソ連の独裁者スターリンにちなんだスターリングラードの旧名が復活した。第二次大戦中の独ソ戦で最大の市街戦を繰り広げたスターリングラード攻防戦(1942〜43年)でナチス・ドイツ軍が敗北してから2日で70年になるのを記念して市議会が決めた。
 かつてツァリーツィンと呼ばれた同市はソ連時代の1925年にスターリングラードスターリンの都市)となり、死後のスターリン批判を受けて61年に現在のボルゴグラードボルガ川沿いの都市)に改名された。地元ではスターリンを「外国の侵略から祖国を救った英雄」と評価する退役軍人や共産党などが旧名復活を求め、市議会は先月末、2月2日や対独戦勝利(5月9日)など第二次大戦に絡む年6日の記念日に限定して「スターリングラード」を使用することを議決した。一方、国内には「スターリン恐怖政治の肯定につながる」と批判的な意見も多い。(毎日新聞 2013年02月02日)』(http://mainichi.jp/select/news/20130203k0000m030014000c.html

 スターリンに恨みのある我が国としては、あんまり面白くない話だ。ソ連(ロシア)の独裁者スターリンは、戦前、日本とアメリカを戦争に導き、漁夫の利を得ようと画策した(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%95%E6%B0%B7%E8%88%B9%E7%90%86%E8%AB%96)。そしてゾルゲを始めとして、日本の政府中枢にスパイ工作員を送り込んで暗躍させた(http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/what_kyosantosoritu_zorugegiken_gaiyo.htm)。ゾルゲの情報はソ連の勝利に大きく貢献した。
 中立条約をスターリンと結んだ日本は、独ソ戦が始まっても条約を守り、ソ連への攻撃を控えた(http://teikoku-denmo.jp/history/kaisetsu/other/kantokuen.html)。日本は日米戦争に突入。だが圧倒的な産業動員力を持つアメリカに対し衆寡敵せず、敗色濃厚となった日本は、スターリンソ連アメリカとの和平の仲介を打診するが拒絶される(http://ktymtskz.my.coocan.jp/cabinet/amo.htm)。
 その時、スターリンは日本侵略の野心を持っていた。戦争が終ろうとする直前、日ソ中立条約を破り、スターリンは日本攻撃を命ずる(http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_mili&p=sov808-jlp02617206)。日本のポツダム宣言受諾後もソ連は攻撃を止めず、北方領土が奪われた。満州にいた日本軍兵士は不法に抑留され、200万人の日本人がシベリアの労働キャンプで奴隷労働に従事させられ、40万人が死んだ(http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/1941-50/1945_siberia_yokuryu.html)。
 この様に、日本から見れば、スターリンは絶対に許せない人物だ。しかし、このヒトラーを超える悪の権化とも言えるスターリンについて、ロシアで少しでも見直しの気運があるとすれば、それは恐らくロシア人にとって、自虐史観の払拭の意味があるのだろう。
 ロシア人が、暗黒の時代であるソ連時代の独裁者スターリンさえ見直しつつある事を考えれば、自存自衛、アジア解放という戦争の大義を持つ日本が、連合国から押し付けられた東京裁判史観、自虐史観をそのまま受け入れ、ひたすら過去の歴史を懺悔し続けるのは余りにも卑屈と言えないだろうか?
 人間関係に於いても、卑屈過ぎる人物が好感を持って受け入れられる事は無い。今、世界から日本人が嫌われつつある事実がもしあるとすれば、恐らく卑屈過ぎる日本人が、各国の人々から胡散臭く思われている事情もあるのではないだろうか。
 もはや日本人は、自虐史観を捨て去り、誇りを持って堂々と世界の表舞台へ出るべきだろう。それで何の問題がある?、日本人も自虐史観を払拭し、スターリンを誇りに思う若いロシア人と、自国の誇りについて堂々と議論すれば良いだけの事だ。




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