「直ちに健康に影響はない」?



 中国大気汚染物質の日本への影響について、日本の環境省が「直ちに健康に影響はない」と述べたと朝日新聞が伝えた。
『中国の大気汚染の影響が海を越え、日本にも及んでいる。環境省は「直ちに健康に影響はない」というが、識者からは懸念の声も上がる。自衛策に乗り出す動きも出始めた。
 先月からの深刻な大気汚染で、北京市では29日に一時、汚染物質が日本の基準の10倍以上の1立方メートル当たり500マイクログラム(マイクロは100万分の1)を記録。青空が消えた中国各地の模様が報道されると、環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」や、大気汚染微粒子や黄砂の飛来予測サイト「SPRINTARS」にはアクセスが集中した。
 幼稚園児の娘がいる福岡市内の40代女性も、「そらまめ君」や「SPRINTARS」をほぼ毎日チェックする。東京電力福島第一原発の事故後、関東から娘と避難してきたが、「福岡も空気が良くない。私が過敏なだけかもしれないけど、目がゴロゴロする」。大気汚染が心配される日は洗濯物は外に干さないし、娘にはマスクをさせる。「もっとひどくなるようなら、福岡を離れることも考えないといけない」と不安を募らせる。(朝日新聞デジタル 2月3日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130203-00000004-asahi-soci

 朝日新聞環境省が「直ちに健康に影響はない」と言ったとしているが、それはおかしい。何故なら、環境省は、2007年6月24日にまとめた微小粒子状物質曝露影響調査報告書で、PM2.5の大気中の濃度が1立方mあたり10グラム高まった場合、呼吸器疾患による死亡率が1.1%上昇すると指摘しているからだ(http://www.naoru.com/dep.htm)。
 この調査報告書は環境省のホームページで公開されており、誰でも閲覧できる(http://www.env.go.jp/air/report/h19-03/index.html)。つまり環境省は、ホームページに微小粒子状物質曝露影響調査報告書を公開する事で、PM2.5は直ちに健康に影響する危険があるとハッキリ述べているのである。
 環境省の調査報告は、まだ日本に飛来するPM2.5の濃度がそれ程高くない時に検討された物である。にも関わらず疫学的な調査で、有意な健康被害が見出されているのだ。報道によれば、現在、日本に飛来するPM2.5は、場所によっては環境基準の3倍にも達しているから、環境省の発表した調査結果から見ても、直ちに健康に影響が及ぶレベルなのは明らかなのである。
 だから「直ちに健康に影響はない」なんて、民主党の枝野みたいな口ぶりで環境省が言う筈が無いのである。もし仮に環境省の誰かが、不安を鎮めるために述べたのだとしても、その言い方では逆に不安にさせるじゃないか(笑)。朝日新聞は、原発問題に関するあてつけで、いい加減に書いているとしか思えない。
 前日に書かれた産経の記事では、PM2・5の危険性を専門家の言葉として伝えた上で、対策として医療用のマスクを用いるか、外出を控えるなどの対策が有効だと対処方法をちゃんと示している(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130203/1359866210)。朝日もいい加減な情報を伝えるのでは無くて、正確な情報を元に、役に立つ記事を書いて欲しいと思う。朝日新聞の諸君は、環境省が公開している微小粒子状物質曝露影響調査報告書をまずキチンと読め!、そしてそれを要約して読者に伝えろ!、それが仕事だろ!
 PM2・5の飛来情報は、九州大学の関連サイトでチェックできる(http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html)。大気汚染物質の予測動画も提供されており、それを見ると、日本本土、特に九州はほぼ毎日、支那の大気汚染物質に晒されている事がわかる。日本は、本当に危機的な状況なのである。




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