潜水艦発射型ステルス無人機を日米共同開発せよ!



 2〜3年前に潜水艦発射回収式多目的無人航空機(MPUAV)という米国の軍事研究が話題になった事がある。これは、ロッキード・マーティン社が研究開発しており、核搭載型原子力潜水艦のミサイル発射管から射出され、水面に達するとロケットブースターを点火し離陸、ジェットエンジンで巡航し自動制御により目標の偵察やピンポイント攻撃を行うというものである。
 ミッション終了後、ランデブーポイントでパラシュート降下し着水、潜水艦から発進した無人潜水艇が回収するという従来の常識を覆す画期的なUAVである。しかし、解決しなければならない問題も多く、現時点で開発は一時凍結されているという(http://blog.livedoor.jp/aircraftchannel/archives/3528329.html)。

 私は、このプロジェクトは極めて有用で画期的であり、次の時代の軍事戦略を変え得るものだと直感したのだが、米国が何故このプロジェクトを凍結しているのか、理由が分からない。余りにも画期的なので、米国が極秘プロジェクトにしようと考え、計画を凍結したとする欺瞞情報を流しているのでは?、と邪推するくらいである。
 日本では、中国の空母保有が何かと話題になり、脅威視される(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20121009/1349788333)。しかし、政治的にではなく軍事的に考えれば、空母など時代遅れの兵器である。日本は既にその可能性を、前の戦争で試した。日本が、もしこれから兵器に金をかけるなら、空母ではなくMPUAVのようなシステムに金を出す方が良いと思う。
 MPUAVの開発には、いくつかのメリットがある。私は防衛関係者では無いので、本来、日本の国益の為には言わない方が良いのだろうが、思いついたから書いてしまう。この計画は、潜水艦発射型核ミサイルシステムを、日本が開発する際の偽装プロジェクトに使える。
 戦後日本は不思議な国で、攻撃的な強力な兵器は一切持ってはならず、その開発を行ってもいけないのが防衛関係者の中で不文律となっている。日本国は、意図的に強力な兵器を作らないのだ。こんな変な国は他には無い。どの国も他国を凌駕する兵器を持とうとするが、日本だけは違うのだ。
 そういう風土の中で、MPUAVは、穏やかな兵器の振りができる。まずMPUAVを潜水艦発射型の無人偵察機の名目で開発するのである。これなら売国政治家や売国官僚の妨害を受けにくい。そして、それを搭載する潜水艦も合わせて開発する。つまり、全体を情報収集システムの枠組みで開発するのである。そうすれば、攻撃兵器ではないから、国内の反発が少ないだろう(中韓は文句つけるだろうが気にしない・・・おおすみ輸送艦でさえ、空母だとか文句言ってたしね)。
 そして、必要に応じてMPUAVを攻撃機化したり、その搭載潜水艦を、潜水艦発射核ミサイルの搭載母艦に改装すれば良いのである。
 ロッキード・マーティン社は開発提携先を探しているようだから、安倍首相は、オバマ大統領との首脳会談でMPUAVの日米共同開発を提言すべきではないか。



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