何故持たない？、敵基地攻撃能力
安倍首相は１２日に行われた衆院予算委員会の集中審議で、「敵基地攻撃能力を保有することは現時点においては考えてはいない」と述べた。
『（抜粋）安倍首相は答弁で、敵のミサイル基地を攻撃する能力を保有することについては「政府は従来から他に手段がないと認められるものに限り、敵の誘導弾等の基地を攻撃することは憲法が認める自衛の範囲内に含まれるとの考えを示している」と指摘。その上で、「敵基地攻撃能力を保有することは現時点においては考えてはいない」と述べた。
こうした能力の保有を将来検討する可能性については「今後、国際情勢はどんどん変化をしていくわけであり、国民の生命と財産を守るため何をすべきかということについての観点からは常にさまざまな検討を行っていくべきだ」と否定しなかった。
日本政府は12日、北朝鮮を震源地とする核実験による可能性がある地震波が観測されたことを受け、安全保障会議を開催するなど対応に追われた。
安倍首相は安保会議で関係閣僚らに対し、情報収集・分析の徹底、核実験に伴う放射性物質の影響を把握するためのモニタリング体制強化のほか、核実験が事実なら「独自の制裁を含め、諸懸案の解決のために有効なあらゆる手段を用いて対応する」よう指示した。首相官邸が首相指示の内容を文書で公表した。（2013/02/12 ブルームバーグ）』（http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MI3A106S972801.html）
これまでの政府答弁によれば、上の記事が伝えるように、他に手段が無ければ、敵基地を攻撃する事は憲法が認める自衛の範囲内に含まれるとし、安倍首相もその考えである。
ところが、首相は敵基地攻撃能力を保有しないと言う。
憲法の認める範囲内であると解釈しているのに、その手段を持たないとはどういう事だ？、それは政府の判断で防衛力を制限していると言う事だ。防衛力を制限するとは如何なる事か？
それは国民の生命財産・安全を守る努力を制限しているという事なのだ。政府の判断によって。
おかしいではないか。政府は、国民の生命財産・安全を守る努力を、制限せずに、最大限の努力を払ってくれ！
なんで勝手に制限してんだよ！
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