欧韓vs日米露、レスリング問題とロビー活動



 IOC(国際オリンピック委員会)がレスリングをオリンピック競技種目から外す裁定を行った事について、ロシアも反発を示している。
『2020年のオリンピックで、レスリングが実施競技から外れる候補になったことについて、レスリングの強豪国、ロシアのオリンピック委員会も反対する考えを示しました。
 ロシアオリンピック委員会ジューコフ会長は、13日、モスクワで記者会見し「IOC=国際オリンピック委員会は驚くべき決定をした。レスリングなしのオリンピックを想像することなどできない」と述べました。
 そのうえで、「レスリングを実施競技として残すようIOCに対して、あらゆる働きかけを行っていく」と述べて、ロシアオリンピック委員会として、今回の決定に反対していく考えを示しました。
 ロシアは、ソビエト時代からレスリングの強豪国として知られ、去年のロンドンオリンピックでも、男女で合わせて11個のメダルを獲得して、参加した国の中で最も多く、今後、レスリングを競技種目として残すよう日本や旧ソビエト諸国などとの連携を図っていくものとみられます。(2月13日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130213/t10015502671000.html

 昨日、日本のレスリング関係者は、この問題につきプーチン大統領に働きかけるべきと記事に書いたが(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130213/1360749322)、ロシア側でも、レスリング問題が重視されているのだ。
『五輪3連覇カレリン氏が推測“政治的な意図がある”
 グレコローマン130キロ級五輪3連覇のアレクサンドル・カレリン氏(45=ロシア)は「陰謀論の支持者ではないが、IOC理事の立場を見れば明らか」と背景に政治的な意図があると推測。「今回の決定があくまでも計画にとどまってほしい」と話した。
 ロシア・オリンピック委員会のズコフ会長はIOCのロゲ会長にレスリングを中核競技に戻すように求める書簡を送ることを明かした。またシドニー五輪でカレリン氏を倒し優勝したルーロン・ガードナー氏(41=米国)は「死刑を宣告されたような気分」と語り存続に向けたキャンペーンを行う意向を示した。(2013年2月14日 スポニチ)』(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/02/14/kiji/K20130214005188810.html

 上の記事では、ロシアのレスリング選手、カレリンが政治的な陰謀が背後にある事を仄めかしている。この事件は、陰謀論で読み解くのが一番分かりやすい。以下の産経の記事では、反米感情が底流にあると分析している。
『米国が強いソフトボール北京五輪を最後に外されるなど、IOCの底流にあるのは“反米”感情ともいわれる。西欧勢がさほど振るわない競技という点がマイナスに働いた可能性もある。日本協会の高田裕司専務理事は「西欧出身者が多いIOC委員の受けが悪かったのかもしれない」と政治的背景を指摘した。(2013年02月13日 産経新聞)』(http://news.livedoor.com/article/detail/7404723/
 だが、反米だけでは、この事件の背景は説明しきれない。やはり、テコンドーを巡る韓国の動きが大きく影響していると思われる。それは、今回の裁定での委員の投票結果を見ても明らかだ。今回、IOCは、除外すべき競技に投票する方式で、ロンドン五輪の26競技を対象に14人の委員に投票させた。その1回目の投票では、レスリングと近代五種が各5票、ホッケーが2票、テコンドーとカヌーが各1票という結果だった(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/02/14/kiji/K20130214005188760.html)。
 この投票の前の段階では、はずされる種目は、新聞報道などで近代五種かテコンドーという見方が大勢を占めていた(http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130210/oth13021018200016-n1.htm)。ところが、投票結果を見れば、テコンドーの除外を支持したIOC委員は僅かに一人。
 この結果は韓国の強烈なロビー活動で齎されたのである。
『除外危機が叫ばれていたテコンドーは専属ロビイストを国際会議に派遣し、韓国オリンピック委員会(KOC)も協力。今月1日には訪韓中のロゲ会長と会談した朴槿恵次期大統領が五輪存続を直訴する力の入れようだった。KOC関係者は理事会前に「IOCの評価が最低なのは近代五種で次にレスリング」と情勢をほぼ把握していた。
 FILAの福田富昭副会長が「寝耳に水だ」と話すなど、レスリングは危機感が全くなかった。IOCのヒッキー理事は「レスリングのロビー活動は全くなかった。ゼロだった」と振り返った。(2013年2月14日 デイリースポーツ)』(http://www.daily.co.jp/general/2013/02/14/0005739582.shtml

 韓国と言えば、韓国の歌手PSYが反米ソングを歌っている事からも分かるように、熱烈な反米国(http://www.cnn.co.jp/showbiz/35025518.html)であり、そして言わずと知れた反日国である。韓国人は、ロシアが朝鮮戦争北朝鮮を支持した事にも恨みを抱いている。韓国人にとって「恨(ハン)」の感情(http://fetia.blog34.fc2.com/blog-entry-1132.html)は行動の元になる重要なものだ。
 一方で、欧州人は韓国人ほど、あからさまに態度で表わす事は無いが、もともと欧州人は、文明の中心地としての自負があり、米国、ロシア、日本などは、辺境の田舎の国として見下している。欧州人の意識は、イタリアのベルルスコーニが、「オバマは良く日焼けしている」と言ってニャリと笑った出来事などから推し量れる(http://www.afpbb.com/article/politics/2536073/3502029)。
 想像に過ぎないが、欧州優越の意識を持つ欧州人にとって、韓国人のロビー活動家が言いふらすアメリカ、日本、ロシアなどの悪口は、ことのほか心地良く響いたに違いない。韓国のロビー活動というのは、本当に曲者だ。
 韓国人のロビー活動家は、慰安婦問題では日本の悪口をアメリカで言いふらして日本を叩いている(http://blog.livedoor.jp/hanadokei2010/archives/3694322.html)。同じように、テコンドーをオリンピックに残す為に、韓国人のロビー活動家は、欧州人にすり寄り、アメリカやロシア、日本の悪口を言いながら欧州人を操ってレスリングを正式種目から脱落させたのだろう(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130213/1360714670)。レスリング問題については、欧韓vs日米露という構図を、韓国が後ろで描いて作り上げて見せたのだ。
 世界の裏側で、他国の悪口を言いふらし、自国の目的を達成しようとする韓国人ロビー活動家。その韓国の害悪を、日本は、世界中に暴露すべきなのである。



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