PM2.5で外出自粛も、環境省指針



 大気中のPM2.5が高濃度の場合、外出自粛を促すなどの指針案を環境省が検討している。
『中国から日本に飛来する大気汚染物質である微小粒子状物質(PM2.5)について、環境省は18日、大気中の濃度が高い日に外出や換気などを控えるよう、自治体が住民に呼びかけることなどを盛り込む暫定指針の骨子案をまとめた。PM2.5による健康への影響を減らすため、同日の専門家会合で示された。
 春には大陸からの黄砂とともに、PM2.5の飛来も増えるとみられ、環境省は月内に指針の数値などを具体化する。
 骨子案では、外出を控えるなどの注意を喚起する大気中濃度として、(1)1日平均で1立方メートルあたり35マイクロ(マイクロは100万分の1)グラム以下の現行の環境基準を採用(2)現行とは別の基準を作る(3)米国の制度を参考に住民の健康状態別に複数の値を設定する――の3案を示した。
 会合では、専門家から「一般的な人だけではなく、ぜんそくなど持病があり、大気汚染に敏感な人に配慮すべきだ」といった意見が出た。
 専門家会合に先立ち、環境省都道府県や政令指定都市など全国約130の自治体と対策を話し合う連絡会を東京都内で開いた。PM2.5の観測データを共有して監視態勢を強化することで合意した。
 PM2.5の観測地点は現在約550カ所。うち、環境省自治体と情報共有しているのは約4割にとどまっており、全容の把握が難しいのが現状だ。同省は早期に観測地点を1300カ所に増やし、監視態勢の強化とともに、健康影響の分析も急ぐ。(2013/2/18 日本経済新聞)』(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1804B_Y3A210C1CR8000/

 当ブログでは、北京でのPM2.5汚染が大きく取り上げられて以来、その日本への影響について度々指摘して来た(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130114/1358161034)。
 PM2.5は、害の明確でない微量放射線と異なり(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130122/1358815292)、病気との因果関係が研究で明らかにされている物質である。PM2.5は小さい為、肺の奥まで入っていって、更に血管にも入ってゆく。そしてPM2.5は、心筋梗塞などの循環器疾患や肺ガンの死亡率増加などのリスクを増加させる。中国では、PM2.5により、既に大量の死者が出ているのだ(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130131/1359620539)。
 従って、我が国でPM2.5への対策は急務であるが、まずはマスクを準備するなどの対策を、個人レベルでしておくのが良いであろう。特に、これから黄砂の季節に入ると、日本でのPM2.5の被害が、更に大きくなると懸念されている。PM2.5を含む中国からの汚染物質の飛来状況は、九州大学エアロゾル予測サイトで確認することができる(http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html)。
 但し、PM2.5対策として中国への環境技術支援を行う事がマスコミを中心に叫ばれているが、これについては、止めた方が良いと考える。日本が支援するそぶりを見せれば、中国は、PM2.5を日本を動かす為の政治兵器・環境兵器として利用するだろうからである(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130211/1360554125)。
 中国がどんなにPM2.5を発生させようと、日本に到達するまでに拡散して、数分の一の濃度になる。飛散の多い日であっても市販の医療用マスクなどで充分防げるはずだ。中国は、日本が金を出して支援するべきなどと居丈高な事を言っているようだが(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000010-ykf-soci http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4971.html)、そんな支援は、絶対にしてはならない。
 日本は、手を差し伸べることなく、中国がPM2.5の汚染の海へズブズブ沈んで行くのを、対岸でコーヒーでも飲みながら、じっくり眺めていれば良いのである。



<インフルエンザ・PM2.5対応子供用マスク    140枚入り>



支那への無償環境技術支援、絶対反対!、クリック宜しく。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ



(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4971.html