PM2.5外出禁止、なんで環境基準の倍?



 環境省はPM2.5対策で暫定指針を決めたが、70マイクログラム超えで外出自粛を指示する事にしたという。
『中国の深刻な大気汚染で日本への飛来が心配されている微小粒子状物質PM2.5について、環境省の専門家会合は27日、大気中濃度の1日平均値が1立方メートル当たり70マイクログラムを超えると予想される場合に、外出自粛などを呼び掛ける暫定指針をまとめた。子どもや高齢者ら影響を受けやすい人には特に注意を促す。
 70マイクログラムは、現行の環境基準(同35マイクログラム)の2倍に当たる濃度。米国の大気汚染の指標で、健康へ影響を与える可能性がある濃度が「65.5マイクログラム以上」と定められていることなどを参考にした。
 1日平均値が70マイクログラムを超えるかどうかを判断する目安の1時間の値は85マイクログラム超と設定。早朝の濃度が85マイクログラムを超えれば、都道府県などを中心に注意喚起してもらう。
 具体的には、長時間にわたる屋外での激しい運動や外出をできるだけ控えること、屋内の換気を必要最小限にとどめることなどを促す。環境省は来週中にPM2.5の測定を担当する自治体との連絡会を開き、指針運用への協力を求める。(時事通信 2月27日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000094-jij-soci

 当ブログでも何度も取り上げているPM2.5の話題(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130222/1361523504)。これにつき、環境省が新たに外出自粛基準を定めて発表した。
 環境省の新たな基準は1立方メートル当たり70マイクログラムを超える濃度のPM2.5が検出されたら外出自粛を促すというもの。
 ちょっと気になるのは、これまで環境省の定めた安全基準では1立方メートル当たり35マイクログラム(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130219/1361252400)としていた事。なんで従来の安全基準の倍に定めたのか。
 別にいいんだけど、引っかかることがある。日本では、食品に含まれる放射線基準に関し、世界基準の10分の1まで下げるという超厳しい基準を採用している(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130122/1358815292)。私は、食品の基準は厳し過ぎて良くないと思っているのだが、大気中のPM2.5については、何で従来の環境基準を緩和し、倍の値までOKにしたのか?
 緩和する事自体は良い。だけど放射性物質に対する基準の定め方とは全く逆で、考え方に整合性が無いのが気に入らない。何故、放射性物質については異常に厳しくして、PM2.5については緩和するのか?
 私は、どうもそこに、何かの配慮があるようで気に入らない。つまり、中国に配慮してるんじゃないのか?、従来の環境基準で外出自粛すると、頻繁に外出自粛を指示しなければならなくなる。そうすると、政府や中国に対する批判も高まる。それが嫌で緩和してるのではないか?
 私は、既に日本で1立方メートル当たり35マイクログラムと定めた環境基準があるのだから、それを超えた日は外出自粛を勧告するようにすれば良いと思う。そして、それにより生じた経済的損失は、堂々と中国へ賠償請求すれば良いのである。
 どうも環境省の指針というものが、腰が引けていると言うか、政治的配慮が含まれているような気がしてならない。石原伸晃環境大臣、本当に大丈夫か?(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130208/1360315733
 心配な人は、花粉や黄砂も飛んでいる事だし、独自にマスクを準備するなど、自己対策するしかないようだ。




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