習近平がノーベル賞候補？、ありえないだろ！

中国の新指導者、習近平にノーベル平和賞の可能性があると米メディアが報じた件。
『2013年2月21日、香港の大公報によると、中国の最高指導者・習近平（シー・ジンピン）氏にノーベル平和賞が授与される可能性があることを米インターナショナル・ビジネス・タイムズ中国版が報じている。
　中国では、労働を通じた再教育「労働再教育制度」が1957年から実施され、警察が裁判なしに犯罪者を最長4年以内収監することが可能となっている。新華社によると、司法部管轄下の労働改造所350カ所に16万人が収監されている。2012年10月、強制的な労働による再教育が行われている実態について批判が高まり、最高人民法院（最高裁判所に相当）は制度を続けるとしても法を無視すべきではないとの見解を示した。
　これについて習近平氏はいまだ態度を表明していないが、違法拘留と公開裁判権について談話を発表しており、「権力に対する規制と管理を強め、権力を制度の枠に入れる必要がある」と語った。ロイターは1月、中国共産党新指導者による労働再教育制度の見直しが行われる可能性があると報じた。
　米フォーブス誌は習近平氏の人道的な姿勢が今後も一貫して継続されれば、ノーベル平和賞を中国が授賞する可能性もあるとしている。（Record China　2013年02月22日）』（http://news.livedoor.com/article/detail/7437225/）
　ノーベル賞は権威ある賞だけど、ノーベル平和賞だけは糞だ。その証拠にオバマは、核廃絶の演説をしただけでノーベル平和賞が貰えた。ノーベル平和賞の候補者選定感覚は、世界の一般市民の持つ感覚と乖離している。
　実際には、オバマは核廃絶などする気もない（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20111026/1319650156）。アメリカは核廃絶に向かっていない。
　もし、習近平にノーベル平和賞が授与さるようなことがあれば、益々、ノーベル平和賞の権威は地に落ちるだろう。中国は、チベット人虐殺を止めていないのだ（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20121108/1352380197）。それで、どうして中国の指導者が、ノーベル賞候補になり得るものか。
　ノーベル平和賞は、極めて政治的な賞だ。
　例えば、日本の佐藤栄作元首相がノーベル平和賞を受賞したのは、日本の「非核３原則」と、もう一つ、米軍による日本への核過去持ち込み密約を佐藤栄作が承認したからではないか・・・とも考えられる（http://chikyuza.net/modules/news1/article.php?storyid=933）。
　その時々の世界指導者の政治的思惑で与えられるのが、ノーベル平和賞。
　だとすると、ノーベル平和賞を与えるかどうするか、ノーベル平和賞の候補者選定委員に影響を与える事の出来るパワーが、この世界に実在すると言う事だ。その組織は、国家と言うより、国家を左右する力を持った、何らかの結社なのであろう。何の結社だろう？
　表に見えない力、見えない勢力と言うものは、この世界に実在する。少なくとも、ノーベル平和賞を習近平が受賞するかも知れない・・・そういうデマを飛ばす力を持つ結社は、実在するという事だ。
　取りあえず、それだけ覚えておこう。

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