生物兵器実験か、グアムで



 グアムで外来種のヘビ駆除を目的に「毒入りネズミ」を空から2000匹散布する実験が行われる。 
『米農務省はグアム島に生息する外来種のヘビ、ミナミオオガシラを駆除する目的で、ネズミの死骸に薬剤を仕込んで空中から散布する実験を実施する。
 計画では、鎮痛薬のアセトアミノフェンをネズミに仕込み、グアムにある米空軍基地の敷地内にヘリコプターで散布する。アセトアミノフェン入りの餌を食べたヘビは、72時間以内に死ぬという。
 地元紙のパシフィック・デイリーニュースによれば、作戦は今春から開始予定。2010年にもグアムの海軍基地で小規模な実験が行われた。
 米魚類野生生物局によると、ミナミオオガシラは成体で体長約2.4メートル、小型の哺乳類やトカゲ類を餌とする。オーストラリアやパプアニューギニアなどが原産だが、第2次世界大戦後に船舶や航空機に紛れ込むなどしてグアムで繁殖し、グアムの森林に生息していた固有種の鳥類の多くを絶滅させた。
 毒を持っているものの、成人が噛まれても普通は死にいたることはなく、衣服を突き通すこともできない。しかしこのヘビが電線を伝うことで、毎年相当数の停電を発生させている。グアムにミナミオオガシラの天敵は存在せず、固体数は200万匹ともいわれる。
 パシフィック・デイリーニュースによれば、今回の実験ではネズミ約2000匹を散布する。100万ドル(約9200万円)の予算は国防総省が拠出しているという。
 農務省の担当者は同氏に対し、この実験で効果が実証されれば、グアムの各地に対象地域を広げると話している。(2013.03.02 CNN)』(http://www.cnn.co.jp/world/35028986.html

 これはアメリカ農務省の正式な環境対策プログラムで、軍の作戦では無い。では何故、生物兵器実験・・・などという物騒な表題にしたか?
 記事の最後の方に書かれているが、実験に必要な予算、100万ドルをアメリカ国防総省が出しているからである。
 今回の実験そのものは、生物兵器実験では無いし、実験に使われる「毒入りネズミ」も、そのまま兵器になるものではない。だが得られるデーターは生物兵器の開発にそのまま応用できる。
 どの高度で、どんな手段によってネズミを投下するか、それはどのくらいの範囲に分布し、目的の効果を上げられるか・・・そうしたデーターは貴重である。アメリカは、一時、生物兵器禁止条約に基づき生物兵器の研究を停止していた時期がある。だが炭疽菌テロ以来、生物兵器からの「防御」を名目に、当時のブッシュ大統領の命令で生物兵器研究を再開することが決定されている。
 歴史的に見てもアメリカは熱心に生物兵器研究や人体実験を熱心に行う国である(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120317/1331962178)。そもそも炭疽菌テロに使われた炭疽菌自体、フォートデトリックの米陸軍感染症医学研究所から流出したものだった(http://www.47news.jp/CN/200803/CN2008032901000214.html)。
 実は、生物兵器に関して言えば、日本は既に世界を壊滅させる生物兵器を持っているとも言える。日本の強毒性インフルエンザ研究は世界一進んでいる(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120219/1329617484)。インフルエンザと聞くと、風邪のようなもので、あまり怖くない印象を持つかもしれない。だが強毒性インフルエンザは、通常のインフルエンザとは別物である。感染力や複製能力が強く、感染すれば分裂した大量のウイルスにより細胞膜が破られ、内臓がドロドロに溶けてしまうのだ(http://foo-d.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/21h5n1_6742.html)。
 人工的に作った強毒性インフルエンザ株を保有する日本は、インフルエンザのパンデミックを防ぐ目的で、インフル薬も国家的規模で大量に常備しているから(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120321/1332329735)、見方によれば、日本は強毒性インフルエンザを使った生物兵器戦争準備を、国家的規模で進めているように見えるかも知れない。・・・アメリカの製薬会社の陰謀により、インフル薬を買わされているだけ、という話もあるけれども(http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col8800.html)。
 少なくとも、日本が攻撃された場合、相手国が北朝鮮や中国など、栄養状態や衛生状態の悪い国であれば、その人口を半減させるくらいの事は、やろうと思えば出来ない事も無い。
 けれども、強毒性インフルエンザのウイルス株を持っているだけでは、まだウイルス兵器が完成した状態にあるとは言えない。ウイルスをどうやって散布するのか・・・感染力を失わせない状態で・・・そこが細菌やウイルスを兵器化する場合に、もっとも難しい点だからだ。
 だから、アメリカがグアムで行う空中からネズミを散布するような実験、こういうのは、何らかの細菌兵器やウイルス兵器の研究の一部である可能性が強いのである。
 今、日本では中国からのPM2.5の被害があり(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130228/1362052715)、対策としてN95レベルの医療用マスクの使用が推奨されている(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130219/1361252400)。医療用マスクは、勿論、呼吸器系を狙ったウイルスや細菌兵器が使われた時の対策としても役に立つ。
 中国や北朝鮮は、最大の生物兵器保有国としても知られている。実際に某国により生物兵器が使われた場合は、当然パニックになってマスクや保護メガネも入手できなくなるだろう。
 危機管理としては最悪の状況を予測して備えるべきである。




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