「歴史認識が重要」韓国



 日韓の新首脳が、初の電話会談を行った。安倍首相が「未来志向の関係を」と述べたのに対し、朴槿恵大統領は「歴史認識が重要」と答え、すれ違いを見せた。
安倍晋三首相は6日夕、韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領と電話で約15分間会談し「困難な問題もあるが、両国で新政権が成立した機会を生かして大局的な観点から未来志向の日韓関係を発展させるよう緊密に協力していきたい」と述べた。これに対し、大統領は「未来志向の関係を構築していくためにも歴史認識の点が重要だ」と述べた。個別の歴史認識竹島島根県)については両氏とも触れなかった。
 2月25日の朴氏の大統領就任後、両首脳の電話会談は初めて。首相は大統領に祝意を伝えた上で「両国は自由、民主主義、基本的人権、法の支配など普遍的な価値を共有し、大きな責任と利益を分かち合う最も重要な隣国同士だ」と強調。大統領は「両国は東アジア地域の重要なパートナー。未来志向の協力関係を築いていきたい」と語った。
 大統領は、5月にも韓国で開催される日中韓首脳会議の際に首相と会談した意向を伝えた。首相も「できるだけ早く日本にきていただきたい」と応じた。
 両首脳は、3度目の核実験を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議を早期に採択するため、米国も含めた3カ国で緊密に連携していく方針を確認。北朝鮮による日本人拉致事件の解決に向けた協力を要請した首相に対し、大統領は「日本に協力していきたい」と語った。(2013.3.6 msn産経ニュース)』(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130306/plc13030618380017-n1.htm

 初の電話会談ということで、儀礼的な意味合いが強いが、日韓の主張には、やはりズレが生じた。
 特に朴大統領が「歴史認識が重要」と言っている点。日韓の歴史問題については、日韓基本条約で解決している(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130302/1362193945)。なのに何故、韓国は、これを言い続けるのか?、言い続ければ、日本が折れると思っているのだろうか?
 以前、当ブログで韓国の対日挑発戦略について述べた事がある(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130226/1361888823)。それも一つの理由だろう。対日挑発戦略では、日本を挑発して怒らせる事が、韓国の利益になるからだ。
 だが、もう一つ理由がある事に気が付いた。それをここで、韓国の「同情戦略」と名付けたい。つまり迫害された民族であることを印象付けて、世界から同情を買うのである。同情心を誘う事によって、アメリカや欧州、世界各国の人を騙し、韓国人の主張が通りやすくなる。
 特に、慰安婦旭日旗の問題をアメリカで散々アピールする韓国人(http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-43d2.html)。日本人の目から見て、常軌を逸しているように見える活動、あれは何故やっているのか?
 アメリカを使い対日圧力を作るため・・・韓国は、日本がアメリカに弱い事を知っている。だからアメリカを使って、日本に圧力をかける。
 だけど、それだけが理由ではない。
 韓国人は、アメリカ人の同情を買う事で、アメリカ社会へ浸透し、韓国系コミュニティの影響力を増そうとしている。
 アメリカは人権に注意を払う国だ。欧州の迫害を逃れた清教徒から歴史が始まる国であって、今は多民族からなり、迫害からの救済、人種差別の解消を社会の重要課題、国是の一つとしている。そういう社会の中では、民族として迫害されたという歴史を持つ事が階層上昇に役立つ。
 韓国人は迫害された民族・・・このイメージが広まれば広まる程、韓国人は得をする。
 同情され、有利になる。従って、韓国の反日活動は、日本の謝罪と賠償だけを目的にしているのではない。兎に角、注目を集め、世界中にウソ話を広げたい!、日本が何度謝罪しても、韓国が執拗にちょっかい出してくるのはそのせいだ。何でもいいから、日本や世界に反応を生じさせ、かまって貰いたい。それによって、世界に被害民族のウソ話を印象付けたい。 
 韓国は、恐らくイスラエルなんかの戦略を真似たのだろうね。
 そうした同情戦略に対抗するのは厄介だ。植民地支配とか慰安婦問題などで、こちらが謝罪したら相手の主張が事実になってしまう。無視すれば、相手はそれを言い続け、ウソが定着する。反論すればそれも思うツボで、問題が大きくなり韓国に同情が集まる。
 ではどうすれば良いのか。
 一つの方法として、中国が良くやるように、こちらも同じくらいの声で相手の弱点を突き、泥仕合に持ち込む。そしてプロパガンダの戦線を広げ、どちらが正しく、そして何について争っているのかさえ、分からなくして行く(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130301/1362103947)。
 そういう宣伝戦略を考えて対抗するしか無いだろうね。

 




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