悪夢の耐性菌広がる



 最も強い抗生剤も効かず「悪夢の耐性菌」と呼ばれるカルバペネム耐性腸内細菌に、米当局が警告を発している。
抗生物質が効かない細菌「カルバペネム耐性腸内細菌(CRE)」の感染が広がっているとして、米疾病対策センターCDC)が医療機関に対策を呼びかけている。この細菌に感染すると、最大で半数が死に至るという。
 同センターによると、CREは過去10年で感染が広がり、強い抗生物質に対しても耐性を持つようになった。2012年上半期だけで、約200の医療機関でCRE感染者が確認されたという。
 CDCのフリーデン局長は、CREを「悪夢の細菌」と呼び、「最も強い抗生物質も効かず、感染に対する治療が不可能な状態に陥りかねない。医師や病院経営者、公衆衛生当局が力を合わせて『発見と予防』戦略を遂行し、感染の拡大を食い止めなければならない」と指摘した。
 同戦略では医療機関に対し、手指衛生などの対策や、患者に対するCRE検査、感染者の隔離、外部との接触制限などの徹底を求めている。
 ただ、米国の医療機関でCREはまだそれほど頻繁に見つかっているわけではなく、健康な人の間で感染が広がっている様子も見られないという。
 米国では年間約170万人が院内感染し、9万9000人が死亡している。CREに血流感染した患者の致死率は最大で50%に達し、似たような耐性菌の致死率約20%を大幅に上回る。(2013.03.07 CNN)』(http://www.cnn.co.jp/usa/35029192.html

 感染した場合、抗生物質が効かず、致死率50%とは恐ろしい。最近、こういう感染症の話が増えているような気がするのだが、気のせいだろうか(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20121127/1353999997 http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130205/1360013551 http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130225/1361794753)。
 このカルバペネム耐性腸内細菌について、日本の国立感染症研究所も注意を促しているので紹介したい。
『Q1:CREとは何の略ですか?
A1:CREとは、「Carbapenem-Resistant Enterobacteriaceae」の略で、最後の切り札的抗菌薬であるイミペネムやメロペネムなどのカルバペネム系抗菌薬に対し耐性を獲得した、肺炎桿菌や大腸菌、さらにその仲間の腸内細菌科に属する細菌のことです。
Q2:CREはなぜ問題なのですか?
A2:CREは、カルバペネム系抗菌薬を含む多くの広域β-ラクタム系薬に対し耐性を獲得しているのみならず、他の系統の、例えばフルオロキノロン系やアミノグリコシド系の薬剤にも多剤耐性を獲得していることが多く、感染症を引き起こすと治療が難しくなるからです。また、CREの菌種はもともと腸内に棲息しやすい菌種であるため、ヒトの腸内に長く定着する性質を持ちます。
Q3:CREはどんな病気を引き起こすのですか?
A3:CREは、肺炎桿菌や大腸菌が多く、その他、その仲間の細菌です。したがって、肺炎や尿路感染症などの原因となる場合が多いです。また、手術後の患者さんでは、創部の感染症や腹膜炎、膿瘍などの原因になることもあります。さらに、血液中に侵入し敗血症などを引き起すと、重篤化することが多く、米国では半数が死亡したと言われ、警戒されています。
Q4:CREについて、日常的に注意することはありますか?
A4:健康な日常生活を送っている方々では、CREを過度に心配する必要はありません。海外で医療行為を受けたり、海外旅行から帰った後、体調不良等で医療機関を受診した場合は、海外に出かけていたことを、医師に告げて頂く必要はあります。海外では、CRE以外にもそれぞれの地域で流行や土着しているいろいろな病原体に感染する可能性があるからです。
Q5:万一、家族にCREが感染していると言われた場合には、どうしたら良いのですか?
A5:健康な日常生活を送っているご家族の方々には、CREはほぼ無害なので、過度な心配はいりません。しかし、お医者さんで抗生物質等を処方してもらい服用している方の場合には、CREが感染して増えることもあるので、その旨、医師に相談して下さい。また、CREが検出される患者さんの喀痰や便などの処置や処理の際には、手袋を用い、終了後には、石けんで手指を洗えば問題ありません。(2013年3月08日 NIID)』(http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/3306-carbapenem-qa.html

 感染した場合には薬が効かず恐ろしい事になるが、CREの感染自体は石鹸を使った手洗いなどで防止できるようだ。しかし腸内細菌なので、口から入る食べ物などには、注意が必要だろう。
 なるべく火を通したものを食べる事。それからキッチンを清潔に保つ。手指をきれいにしておく。勿論、汚染されている支那、朝鮮の食材は避ける事(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130224/1361719681)。
 まずは感染予防に気を付けたい。
 



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