悲劇のTPP参加



 選挙ではTPP参加は慎重に判断すると言ってたのに、また裏切られた。安倍首相がTPP交渉参加を表明した。
安倍晋三首相は15日夕、首相官邸で記者会見し、米国やオーストラリアなど11カ国が参加している環太平洋連携協定(TPP)について、「交渉に参加する決断をした。今がラストチャンスだ。このチャンスを逃すと世界のルール作りから取り残される」と正式に表明した。首相は「全ての関税をゼロとした場合でも、わが国経済全体としてプラスの効果がある」と強調。影響が懸念される農業分野について「あらゆる努力で日本の農を守り、食を守ることを誓う」と理解を求めた。
 首相は交渉参加の理由について、「世界経済の約3分の1を占める大きな経済圏が生まれつつある。韓国やアジアの新興国が次々と開放経済へと転換していて、日本だけが内向きになってしまっては成長の可能性もない」と説明した。
 また、「経済的な相互依存関係を深めていくことは、わが国の安全保障にとっても、またアジア太平洋地域の安定にも大きく寄与する」と指摘、同盟国の米国はじめ、民主主義や基本的人権などの価値観を共有する参加国との連携が日本の安全保障環境に資すると語った。
 農業に関しては「攻めの政策により、競争力を高め、輸出を拡大し、成長産業にする」と表明した。
 さらに、首相は「国民には(交渉)状況の進展に応じ丁寧に情報を提供していくことを約束する」と述べた。(時事通信 3月15日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130315-00000141-jij-pol

 これは国民への背信であり、許されない!
 TPPは、交渉に参加したら抜けられないと言われているから、TPP交渉参加表明は、事実上、TPPの枠組みへ日本が参加することを表明したのと同じだ。
 TPP参加で良い事など無い。経済的なメリットなど殆ど無く、国益だけが損なわれる(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130305/1362472825)。ウィキリークスで暴露されたアメリカの外交文書で、TPPにより日本を押しつぶす事ができると述べられているのに(http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/f7bebb603effd5cb37d1476233a2b542)、何で参加なのか、馬鹿なのか?
 と言うより、安倍なのか、安倍の取り巻きなのか、官僚なのか、日本の指導層がアメリカに取り込まれてコントロールされる、操り人形に過ぎなくなっているという事なのだろう。
 そんなこと言うと、陰謀論とかなんとか言われるかもしれないが、他国から操られる国家というのは珍しくない。例えば東西冷戦下の東欧諸国や、ベトナム戦争下の南ベトナムなんかがそうだ。日本も、そうなっているのだ。アメリカの立てたTPPの計画に、そのまま、のこのこと参加してしまう主体性の無さ。東北被災地の復興を遅らせているのも、TPP参加後にアメリカの建設会社に建設工事を請け負わせるのが目的なのではないか・・・とすら、思ってしまう。
 TPP交渉参加すれば、TPPから逃れられないという話だが、これは言い訳を作って途中で脱退すべきだ!
 TPPの枠組みに入れば、日本の劣化が進むだけだよ。
 折角、日本の超大国化の道筋が見えていると言うのに(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130312/1363065169)、大無しではないか!
 



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