中国、サンテック倒産は計画的か?



 中国の太陽電池最大手、サンテックパワーが破産したという。
新華社電によると、中国江蘇省無錫市の中級人民法院(地裁)は20日太陽電池中国最大手の尚徳太陽能電力(サンテックパワー)の破産手続きを開始することを決定した。過剰供給に伴う市況の悪化や中国製太陽電池パネルに対する米国の反ダンピング(不当廉売)関税導入などを受け、同社の経営は急速に悪化していた。
 同社のキング最高経営責任者(CEO)は声明で、「再建計画は評価作業中だが、顧客には引き続き高品質の製品を供給する」と強調。今後は地元当局主導による再建が図られる見通し。(時事通信 3月20日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00000113-jij-cn

 これを中国経済の失速と喜ぶ向きもある。それは宜しい。だが、記事によれば事業は継続されるらしい。サンテックパワーは無くなるが、別の会社が立ちあげられるのだろう。この出来事で考えるべきは、別の事だ。
 サンテックパワーは日本でも太陽電池を売りまくった。その際の売り文句。
国内最長の25年出力保障・・・長く安心して使用していただくために、モジュールの出力を25年間保証・・・サンテックパワーの一番の特長は、25年にわたる業界最長の出力保証。太陽光発電システムを設置しても、しばらくすると故障したり、年月を経るごとに目に見えて発電量が低下してしまったのでは、せっかくのメリットを得られません。サンテックパワーは、設置後12年までは最大出力の下限値(「公称最大出力」の90%)の90%、25年までは最大出力の下限値(「公称最大出力」の90%)の80%の出力を保証します。モジュールに不具合が発生し、発電量がサンテックパワーの規定値を満たさなくなった場合、モジュールの交換を行います。」(http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=esTy5PrGdBEJ&p=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC+%E4%BF%9D%E9%9A%9C&u=www.suntech-power.co.jp%2Fproducts%2Fresidential%2Fwarranty.html
 他社の保障が、精々10年だったところ、その倍以上の保障を謳い文句とした。そしてパネルを売りまくった。だが会社が無くなれば、こんな約束は空証文だ。
 ソーラー大手だったシャープは、安値・長期保証のサンテックパワー製ソーラーパネルに負けてソーラー事業を縮小した。サンテックパワーは破産したが、シャープ打倒には成功した。中国の企業は、半分国営の様なものだ。国家の意図が背後にある。
 中国にとって、サンテックパワーは、最初からソーラー競合他社を破壊するための捨て駒自爆兵器だったのではないか?、技術パクリまくり、不可能な長期保証、意図的なダンピング、負債を山のように残し・・・破産。
 設備を取得した地元当局主導による再建会社は、負債を引き受ける気などさらさら無いだろう。だが、競合会社を打倒し去った後で、一切の責任から逃れた再建会社は、有利な状況で市場に出られる。
 中国は、サンテックパワーを自爆させ敵を倒した。連中は、次に再建会社を登場させ、新たな攻略兵器として送りだしてくるのだろう。
 我々は、中国の壮大な詐欺の手口を学び、二度と騙されないようにするしかない。日本ではヤマダ電気がサンテックを盛んに売り込んでいたようだが(http://warren5.seesaa.net/article/126092008.html)、約束した長期保証、どうするつもりなのかねぇ?
 




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