情けなく見える靖国参拝見送り

　中国が、安倍首相の春季例大祭に合わせた靖国参拝見送りを評価したと報じられた。
『中国外務省の洪磊副報道局長は29日の記者会見で、安倍晋三首相が春季例大祭にあわせた靖国神社参拝を見送る意向を固めたことについて「日本は歴史を正視することによってのみ、未来を切り開くことができる」と評価した。靖国神社問題には「日本が侵略の歴史を正視し、被害を受けた中国人民の感情を尊重できるかどうかだ」と指摘した。
　一方、中国共産党機関紙の人民日報は29日、抗日戦争を扱う中国のテレビドラマについて「商業化のために暴力シーンが過激になっている」と批判する記事を掲載した。３月に入って中国メディアでは日本を批判する記事が少なくなっており、中国政府による対日関係の改善を模索する動きだとの見方が出ている。（2013/3/29　日本経済新聞）』（http://www.nikkei.com/article/DGXNASDE29004_Z20C13A3PP8000/）
　この記事に先立ち、安倍首相の春季例大祭に合わせた靖国参拝見送り、かわりに供え物を奉納する方針にしたと報じられた（http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2900R_Z20C13A3EB1000/）。それを受けての中国の反応である。
　情けない。あまりに情けない。
　なんで日本の首相が中国に配慮して、靖国参拝を見送らねばならない？、日本は中国の属国なのか？
　いや、属国だとしても、国の心だぞ。属国の首相でも筋ぐらい通すだろ！
　日本の為に戦死した英霊が祀られる靖国神社。そこに日本の首相が参拝しないで、中国に褒められるような図になって見えている事が、情けない。
　首相は、仮に靖国参拝を見送ることにしたとしても、これは中国に対して配慮した為ではないと、はっきり声明を出すべきだ！
　それにより、中国が評価をしている・・・というような外交的効果が生まれる事を、大無しにしなければならない。そうしないと、日本が中国の属国に見えてしまう。
　安倍首相が、何らかの理由で靖国参拝見送ると決めたなら、それでも良いけどさ、日本が独立国である事を示すため、中国のせいで参拝しないように見えては、ならないよ。
　ここで、しっかり中国を怒らせ、靖国参拝見送った事により生ずる外交的な宥和効果を、完ぺきに打ち消して見せねば駄目だ。
　日本は中国の属国ではないのだ。
　日本の首相の行動が、中国の意思で左右されているように見える事は、日本の国益を最大限に貶めているよ！

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