TPPと米テキサス工場爆発事件



 米テキサス州の肥料工場爆発について。
『 17日夜に米テキサス州の肥料工場での大規模な爆発を引き起こした一連の出来事はまだはっきりと解明されていないが、工場に保管されていた爆発性の高い硝酸アンモニウムが有力な原因である可能性が高い。
 ウエスト・ファーティライザーが操業していた工場には最大54万ポンド(約245トン)の硝酸アンモニウムと11万ポンドの無水アンモニアが保管されていたことが、米環境保護局(EPA)の規定に応じて州と地元当局に報告されていた書類でわかった。
 硝酸アンモニウム──飛散しやすく、農作物や果実、野菜の畑にしばしば使われるもの──は爆発性の高い物質だが、発火するには燃料ブースターが必要だ。その爆発性ゆえに、硝酸アンモニウムは爆弾の製造にも利用されることがあり、多数の犠牲者を出した1995年4月19日のオクラホマシティー連邦政府ビル爆破事件の爆弾にも使われた。
 テキサスの肥料工場で何が起こったのかは不明だ。テキサス州公安局は火災と爆発の原因を特定するまでに長くて半年かかる可能性があると述べた。
 無水アンモニアの発火は可能性が低いシナリオだ。無水アンモニアも肥料に使われる物質で、無色で刺激臭のある気体を高圧で圧縮し液体の状態にしたうえで、スチールの容器で保管される。アンモニアは比較的安定した物質で、発火点がカ氏1562度(セ氏850度)であるため、今回のような爆発はほとんど起きないと言われている。
 米肥料業界団体の肥料協会(TFI)のフォード・ウエスト会長は、爆発の前に発生した火災で、保管タンクの温度が上昇し爆発が起きた可能性はあると述べた。ただ、今のところ「まだ推測の段階だ」と付け加えた。(2013年4月19日 WSJ)』(http://cocorofeel.blog119.fc2.com/blog-entry-10184.html

 工場の大爆発は、保管されていた爆発性の硝酸アンモニウム(肥料の原料)が爆発した為・・・これは間違いないようだ。しかし、それが事故による爆発だったのか・・・或いは、人為的に起こされた事件だったのか?、それは未だ分かっていない。
 ところで、情報によると、このテキサス州の工場を運営する会社は、あの、遺伝子組み換え食品で有名なモンサント社を訴えていたという(http://blogs.wsj.com/corporate-intelligence/2013/04/18/before-the-blast-west-fertilizers-monsanto-lawsuit/)。
 モンサント社は、遺伝子組み換え食品を受け入れない国に対して、アメリカ政府と協力してクーデターを起こしているとまで言われている悪名高い会社だ。そのため、今回の爆発事故についても何か陰謀があったのでは・・・との憶測が流れている(http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11515113868.html)。
 モンサント社の売っている遺伝子組み換え食品の種子をまいて得られた作物は、病害虫に強い。モンサント社の遺伝子組み換え種子は、もともと病害虫に強い遺伝子を組み込んでいる他、モンサント社の売っている「ラウンドアップ」という除草剤に対する耐性遺伝子も組み込んでいる。その為、農作物の栽培が簡単で収穫量も多くなる。
 モンサント社は、この遺伝子組み換え種子と、ラウンドアップをセットで販売して儲けているのだ。
 今回爆発した工場の運営会社は、そのラウンドアップの毒性を問題にして、モンサント社を訴えていた。
 日本がTPPを受け入れれば、事実上、日本での遺伝子組み換え農作物が解禁になると言われている(http://seetell.jp/29144)。
 安倍首相は、TPPで打撃を受け壊滅が懸念される農業分野について、従来の発想を超えた方法での農業再生を強く主張している(http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130226/biz13022611090028-n1.htm)。だが、その農業再生の切り札として、もしも日本でモンサント社遺伝子組み換え作物の大規模栽培を考えているとしたら、恐ろしい話である(http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/459b2bd8ec80da666c42d04edbae66be)。



<遺伝子組み換え企業の脅威―モンサント・ファイル    単行本>



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(リンク)
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