不法投棄を隠すNHKの偏向!



 昨日もお伝えした井戸水ヒ素被害事件の見舞金の話。NHKも伝えたが、やっぱり旧日本軍の毒ガス・・・とか言ってる。
茨城県神栖市の住民が、有機ヒ素化合物に汚染された井戸水を飲んで健康被害を受けた問題で、茨城県は、すでに和解金を支払った住民のほかにも、被害が確認されている住民120人余りに見舞い金を支払う方針を決めました。
 神栖市では、旧日本軍の毒ガス兵器の原料とみられる有機ヒ素化合物に汚染された井戸水を飲んで、住民が健康被害を受けるケースが平成12年ごろから相次ぎ、茨城県は去年6月、国の公害等調整委員会に訴えを起こした39人に合わせて6000万円の和解金を支払うことなどで和解しています。
 一方、有機ヒ素化合物に汚染された井戸水を飲んで健康被害を受け、医療費の公費負担の措置を受けている住民は、これまでに150人余りに上っています。
 このため茨城県は、和解した39人以外の120人余りにも見舞い金を支給する方針を決めました。
 見舞い金の金額は、健康被害によって、大人は3段階、子どもは4段階に区分され、和解金の2割程度の額を想定しているということです。
 茨城県は、13日以降、対象となる住民を個別に訪問して、見舞い金について説明し、金額がまとまりしだい、県議会に提案することにしています。
 茨城県は「専門家を交えて検討した結果、道義的観点などから、見舞い金を支払うことが適切と考えた」としています。(5月13日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130513/k10014523021000.html

 また言ってるよね、「旧日本軍の毒ガス兵器の原料とみられる有機ヒ素化合物」って。
 まず、この事件の原因は、既にお伝えしているように平成5年以降に不法投棄されたジフェニルアルシン酸入りのコンクリート塊である(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130512/1368339207)。
 それを捨てたのは、当然、旧日本軍では無い。平成5年に、旧日本軍は活動していないから。
 それでも、ジフェニルアルシン酸は、旧日本軍の嘔吐剤の原料に由来すると言う人がいるかも知れない(因みに、嘔吐剤は致死性の毒ガスではない)。しかし、その証拠は全く無い。憶測だけなのである。そもそも、終戦から平成5年まで旧日本軍の隠匿物資を保管していた旧軍関係者がいて、平成5年になってから物資を不法投棄するなんて、話としておかし過ぎる。
 ジフェニルアルシン酸を、農薬か何かの原料にしようと考えた業者が、余ったものを処分に困り捨てたとでも考える方が、よっぽど自然だ。ジフェニルアルシン酸には農薬原料としての用途も有ったと知られているのだから(http://blogs.yahoo.co.jp/daragomori/40838744.html)。
 それなのに「平成5年に不法投棄された」とか「農薬の原料とみられる」ではなく、「旧日本軍の毒ガス兵器の原料とみられる」とだけ、執拗にマスコミが言い続けるのには、明らかに、強く偏向した意図があると感じざるを得ない。
 そもそも、これは不法投棄事件なのだ。
 それなのに、何故、平成5年以降に成された不法投棄の重大性を問題視せず、隠すかのように全く触れず、何の確証もない旧日本軍との関連を事件の最大ポイントであるように、論点ずらしをして報道するのか、そこに悪意を感じるのだ!
 不法投棄によって健康被害が生じた場合に責任を問うべきなのは、投棄者であるはず。だから、執拗に旧日本軍を持ち出して争点をぼやかそうとするのは、完全におかしいのである。
 もしかしたら、この事件は、不法投棄事件どころか、遺棄化学兵器問題を巡る某国による国際謀略の可能性さえ無いとは言えないのに(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130512/1368339207)、悪戯に旧日本軍を持ち出すのは、国民を完全にミスリードしてるよ!



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