大東亜戦争は、あれより侵略的でない



 日本が侵略戦争したとする橋下徹を、石原慎太郎が批判した。
日本維新の会石原慎太郎共同代表は17日、先の大戦の旧日本軍の行為について「侵略じゃない。あの戦争が侵略だと規定することは自虐でしかない。歴史に関しての無知」と語り、侵略とした橋下徹共同代表の見解を否定した。朝日新聞の取材に答えた。
 従軍慰安婦などをめぐる橋下氏の発言への批判が収まらないところに加えて、歴史認識をめぐる両共同代表の認識でも違いがはっきりしたことで、党内の混乱が一層深まりそうだ。
 石原氏は、橋下氏が「敗戦の結果として侵略だと受け止めないといけない。反省とおわびはしなければいけない」と述べたことについて「全然違う。正確な歴史観、世界観を持っていないとだめだ」と批判した。(朝日新聞デジタル 5月18日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130518-00000003-asahi-pol

 石原慎太郎が正しい。どのように考えても、大東亜戦争侵略戦争に見えない。
 だが侵略とは、そもそも何か?、日本には、アメリカのイラク戦争アフガニスタン侵攻を侵略だと批判する人も多い。けれども、アメリカ人に向かって、お前ら侵略戦争してるだろ!、と言えば、アメリカ人は怒るだろう。多分、大多数のアメリカ人には、自分達の行動が侵略だという認識はない。解放戦争、正義の戦争だと思っている。
 フランスは、最近、マリに軍事介入したが(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130121/1358780787)、あれは侵略だろうか?、恐らく、フランス人に聞けば、ただ紛争への関与で、戦争したとさえ言わないはずだ。しかし、アフリカの人々に聞けば、フランスに侵略されたと恐らく言うだろう。
 支那事変を、日中戦争と呼び変える人は多い。だが、日本は支那と戦争したのか?、日本は、国民党政府に宣戦布告をしていない。国民党や軍閥、匪賊、ゲリラの度重なる挑発に対し、日本の権益を守る日本軍がやむを得ず戦闘に入り、応戦していたのが支那事変の真相である。それ故、戦争ではなく、事変なのである。チェチェンでゲリラと戦ったロシア軍のような状態だ。
 そして大東亜戦争で日本が戦ったのは、主に米英であって、アジア諸国では無い。アジア諸国は、植民地として欧米列強に支配されていた。真珠湾攻撃の前に、アメリカは支那義勇兵を装う正規兵を送り(http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/e82488780da343813850969fe87ddd80)、日本軍と戦わせていた。アメリカは日本を暴発させる為、石油や鉄を禁輸して日本を締め上げ、最後通牒とも言えるハルノートを日本へ突き付けた。昭和天皇は戦争回避を願っていた。やむを得ず戦争を始めた日本にとって、大東亜戦争は、疑い無く自衛戦争であり、植民地解放戦争だった。
 あらゆる視点から言って、アメリカのイラク戦争や、中国のチベット侵攻の方が、遥かに侵略的である。しかし、アメリカ人はイラク戦争を侵略と言わないし、支那人チベット侵攻を絶対に侵略と言わない。
 この例から見ても、他国と戦争観を共有しようと思うのは無駄だし、他国の考えを無理に受け入れたら愚かだ。大東亜戦争は、イラク戦争チベット侵攻に比べれば、全く侵略的で無いのだから。
 大東亜戦争が侵略だと思う橋下は、自国に誇りが無いのか?、それとも無知なのか?、自分というものが無いのだろうか?、安易に相手の考えにすり寄ろうとするだけの人間は、国際社会では疎まれるだけだ。
 国際社会は、一枚岩ではない。
 アメリカの国内ですら対立する多様な考えが存在し、互いにそれを尊重し、或いは意見をぶつけ合っている。日本の歴史観は、あんたの国や、あんた達と異なると、日本人は何故言えない?、考えが合わなければ、論争して論破すれば良い。国際的にはこうだ・・・などという共通歴史観は存在しない。国際社会は「村」では無い。キリスト教系、イスラム系、共産主義者、皆、考えはバラバラだ。有耶無耶にして、貴方と同じ考えです・・・みたいに擦り寄るのは、あまりに単純バカで良くない。



大東亜戦争の正体 それはアメリカの侵略戦争だった    文庫>



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