第6師団、仕出し弁当で集団食中毒



 陸上自衛隊第6師団の根拠地である神町駐屯地で集団食中毒が発生した。 
東根市陸上自衛隊神町駐屯地で20日に仕出し弁当を食べた隊員が下痢や嘔吐(おうと)などを訴えた症状について、県は21日、弁当が原因の集団食中毒と断定した。県の発表によると、入院者は51人で、前日から被害が拡大。陸自第6師団広報班によると、21日午後5時現在で121人が症状を訴えており、県は病因物質の特定を急ぐ。患者は全員快方に向かっている。
 県は弁当を調理した飲食店「仕出し・きじま」(山形市桜田3丁目)を21日から5日間の営業停止処分とした。
 県食品安全衛生課によると、仕出しの弁当を食べた2367人のうち、10〜50代の隊員95人が20日午後1時ごろから午後5時40分ごろにかけて嘔吐、腹痛、下痢の症状を訴えた。82人が山形市東根市宮城県福島県などの医療機関を受診し、このうち51人が入院した。
 弁当のメニューは▽鶏そぼろご飯▽鶏肉の照り焼き▽ホウレンソウとニンジンの煮物▽シュウマイ―など。患者はいずれも20日正午前後に弁当を食べており、発症時間の短さ、症状から同課は「黄色ブドウ球菌セレウス菌といった毒素型の細菌性食中毒の可能性が高い」としている。
 弁当を食べた隊員は第6師団などの創立記念行事に向けた予行演習を行っていた。患者には本県のほか宮城、福島両県の隊員が含まれている。
 同課によると、今回を含め、今年発生した食中毒は21日現在、前年同期比6件増の14件で、患者数は同202人増の277人。(2013年06月22日 山形新聞)』(http://yamagata-np.jp/news/201306/22/kj_2013062200608.php

 この記事では、細菌性食中毒の可能性が指摘されているが、その後の追加記事によると、原因物質は特定されていないという(http://yamagata-np.jp/news/201306/23/kj_2013062300634.php)。
 自衛隊の第6師団と言えば、南東北3県、宮城、山形、福島を防備する重要な部隊であり、新たな脅威(テロ攻撃やゲリラ等)や多様な事態(国際平和協力等)に迅速かつ効果的に対応し得るよう組織された「即応近代化師団」である(http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/)。
 その即応近代化師団で、仕出し弁当で集団食中毒とは、何ともお粗末な気がする。第6師団には、生物化学兵器に備えた第6特殊武器防護隊もあると言うのに・・・。
 恐らく予算の関係とか、色々あるのだと思うが、自衛隊員の食事は、記念行事の予行演習の様な場合でも、部隊内で賄うべきではないか?
 ある意味、予測不能な破壊工作などの特殊攻撃に対して、脆弱性が示されたとも言える。仕出し弁当に毒物を添加するテロ・ゲリラ攻撃だって想定されるのだ!
 新たな脅威に備えた即応近代化師団の名が泣くぞ!、こんな事では即応できない!、旧日本陸軍では、食糧補給など兵站を軽視した事が大きな悲劇を招いた。仕出し弁当など利用しなくても良いよう、自衛隊に対する予算の増額を国に求めたい!



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