中国の非アメリカ中心戦略


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 中国が、「非アメリカ中心」な世界の構築を呼びかけている。
『中国の新華社通信は、米国の債務上限を巡り政府期間の一部機能が閉鎖したことを取りあげ「世界は当惑している。[非アメリカ化]した世界の構築を検討し始めていい時期ではないか」と提唱する英文の論評記事を配信した。
 新華社通信は、第2次大戦後に最強の国家として浮上し、高貴な道徳を掲げながら、実際には「世界の暴力を鎮め、貧困を減らすのではなく、金融リスクを世界に拡散し、領土問題で各地の緊張をあおっている。偽善国家だ」と批判。すべての軍事行動は国連主導とし、米ドルに代わる基軸通貨の登場が必要だとした。
 過去にも中国はドルに代る新通貨創設を要求したことがある。2009年3月に中国人民銀行の「周小川」総裁が「国際通貨体制を改革せよ」という講話を出した。同総裁の主張は、国という縛りから切り離された国際的な準備通貨を作成せよというものだった。
 なお米国時間の15日時点では、米上院指導部側が、2月7日までの債務上限引き上げと、1月15日までの暫定予算、赤字削減パネルの創設が盛り込んだ案を出し合意に近づいてる。しかし下院が上院の案を承認するかどうかは不透明な情勢。(2013年10月18日 スラッシュドットジャパン)』(http://slashdot.jp/story/13/10/17/0440259/

 中国は紙屑になりそうな米国債を大量に買い、米国の機嫌を取りながら、一方で米国の覇権を崩そうと画策している。実にしたたかだ。
 それに引き換え、日本は、大量の米国債を買わされながら、米国に文句も言わず、TPPにも前のめり、米国べったりの従米姿勢を続けている。
 繰り返されるデフォルト危機を見るまでも無く、米国の衰退は明らかだ。しかし、日本に米国衰退を見越した戦略は見えない。
 外交というのはポーカーゲームのようなもの。
 ポーカーゲームをしている時、相手を思いやったり配慮したりする人があろうか?
 そんな人は身ぐるみ剥がされるだけ。
 外交がポーカーであるというのは世界の常識。
 ところが日本だけが、外交を近所付き合いだと思ってる。周りが皆、ポーカーフェイスで相手を騙そうとしている時、日本だけ愛想笑いを浮かべ、おもてなし戦略で相手を喜ばそうとしている。
 この構図の可笑しさに気付けるだろうか。気付けない人が多いのが、日本の病理の深刻なところだ。
 2060年には、米国で白人が少数派になるという(http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20131010/368599/)。いずれ、ヒスパニックやチャイニーズが米国で大きな力を持つようになるだろう。日本は、永遠に、米国の核の傘の下に居られると思っているのか?
 中国の戦略は、ドルにかわる国際通貨体制を作る事にあるようだ。日本は90年代に円圏を構想していたが(http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130220/ecn1302200710001-n1.htm)、米国の圧力で潰された。だが今なら違うだろ、中国は元圏を構想しているように見える。だったら日本が先に円圏を確立しろ!、今なら円の力はまだ強いぞ!
 そして独自に核を持て!
 米国はいずれ居なくなる。先を見ろ日本人!



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