常任理事国入り目指すな！

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　安倍首相は、コートジボワール大統領と会談し官民挙げ支援すると約束した。
『安倍晋三首相とコートジボワールのワタラ大統領との首脳会談が１０日午後（日本時間１１日未明）、同国最大都市アビジャンの大統領府で行われた。首相は「官民を挙げて国の発展をサポートしたい」と強調、インフラ整備や人材支援に取り組むとともに、日本企業のアフリカ進出を後押しする考えを示した。日本の首相の同国訪問は初めて。
　コートジボワールは３億人を抱える西アフリカの経済の中心。同国が長く続いた政情不安から脱したことについて、首相は「平和と安定を回復し、国民的な和解を進めていることに敬意を表する」と評価。大統領は「国民の生活水準を上げたい。民間投資が必要だ。日本の民間セクターがもっと進出してほしい」と述べ、日本による投資拡大を求めた。
　また首相は「積極的平和主義の立場から、地域と国際社会の平和と安定にこれまで以上に寄与していく」と決意を強調。大統領は首相の考えを支持するとともに、日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りに賛意を示した。
　両首脳は会談後に共同声明を発表。首相は、サハラ砂漠南部のサヘル地域の安定化を図るため、人道支援を目的とした８３４０万ドル（約８７億円）の資金援助を３月までに行うことを表明した。このうち同国向けは７７０万ドル（約８億円）。　
　首脳会談の後半は、首相に同行した商社や建設会社などの大手企業幹部も同席した。（2014/01/11　時事ドットコム）』（http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014011100071）
　他国と友好的に付き合う。その事に反対するつもりは無い。反中包囲網とか、中国や韓国への対抗の為、親日国を増やす・・・そう言う目的も理解出来る。だが記事を見ると、どうやら日本は国連常任理事国入りへの支持などもコートジボワールへ求めたらしい。
　そんな目的に金をばら撒くのは止めとけ！
　何故そう思うか？、中国が国連常任理事国である限り、日本の常任理事国入りは不可能だと思うからだ。
　日本が国連常任理事国に認められる為には、国連憲章の改正が必要だ。しかし国連憲章を改正するには現常任理事国であるアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、５ヶ国全ての批准を必要とする（http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E5%90%88%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E7%90%86%E4%BA%8B%E4%BC%9A）。中国は、日本が尖閣諸島をくれてやらない限り批准しないだろう。
　そして、そういう交渉を中国と始めたら、ロシアも北方領土を日本に諦めろと来るだろう。アメリカだって、日本に何か注文するだろう。
　そこまで犠牲を払って、国連＝連合国に加えて貰うのか？、前も書いたけど、国連常任理事国入りは、イタリアのバドリオ政権が枢軸側から連合国側へ寝返るようなもので（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130601/1370060922）、過去の日本を否定する事に繋がりかねない。
　女系天皇を認め（皇室の否定）、国立追悼施設を作り（戦前日本の否定）、戦勝国の歴史観全部受け入れて国連常任理事国になる・・・それが、かつて小泉政権の時に描かれた戦後レジューム脱出シナリオだったように思う。
　戦勝国の世界観全て受け入れます、領土問題も全て譲歩します！
　だから戦勝国にして下さい！
　・・・ってさ、下らないよ！、そこまで自分を捨て、アイデンティティを変えてしまったら、最早それは日本じゃ無い！
　そんな事するくらいなら、名誉ある孤立を選んだ方が遥かにマシだ！
　日本は、国連に対抗する枠組み、独自に作れ！

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