驚くべきSTAP細胞


↑↑↑始めにクリックよろしくお願いします!
 iPS細胞を超えるインパクトを持つ研究成果だ。新たな方法で作られた細胞は、STAP細胞と名付けられたが、その現象を発見したのは、小保方(おぼかた)晴子さんという30代の女性研究者だ。
『「生物学の教科書を書き換える成果」と、国内外の研究者が驚きの声を上げた。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)が作製成功を発表した新万能細胞「STAP細胞(刺激惹起<じゃっき>性多能性獲得細胞)」。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を超える可能性を秘めた研究成果を主導したのは、30歳の女性の「新星」だった。
 「研究者の仕事は世の人のため。一生懸命に頑張っていれば、いつかきっと誰かが評価してくれる」
 今回の研究の中心となった同センター研究ユニットリーダー、小保方(おぼかた)晴子さんは、祖母の教えを忘れない。2009年、世界的に有名な科学誌に掲載を断られ、ひどく落ち込んだ。その時、励ましてくれたのが祖母だった。「とにかく一日一日、頑張りなさい」。その言葉を胸に、祖母からもらったかっぽう着に必ず袖を通して毎日、実験に取り組んでいる。
 自分の研究室の壁はピンクや黄色、花柄のソファを置き、実験器具などには、「ムーミン」のキャラクターのシールなどが貼り付けてある。知人の間では「ファッション好き」で知られる小保方さん。今回の記者会見でも英国の有名ブランドの金色の指輪をつけて臨んだ。
 その一方で、「研究に関しては並外れた努力家」と、指導した研究者らは、こう口をそろえる。
 大学院生だった08年夏。半年間の予定で米ハーバード大の幹細胞研究の権威、チャールズ・バカンティ教授の研究室に留学した。帰国が迫ったころ、小保方さんは「骨髄細胞を使った幹細胞の最新研究」について発表することになった。1週間ほとんど寝ず、関連する論文約200本を読んで、発表に挑んだ。
 その内容を聞いて、バカンティ教授は「研究室を開いて以来のベストプレゼンテーション」と大絶賛し、小保方さんが米国に残って研究を続けられるよう資金面などでの援助を決めた。「感性が鋭く、新しいことにどんどん取り組む」。バカンティ教授は毎日新聞の取材に、こう評した。
 女性研究者の活躍が難しいとされる日本にあって、異例の若さで、研究室を仕切る。小保方さんは29日、毎日新聞の単独取材に「この研究は、今すぐ誰かの役に立つわけではない。いつか、世界に貢献できるようになりたい。そのために研究を続けたい」と決意を語った。(毎日新聞 1月29日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000100-mai-sctch


 発見者の小保方さん、かっぽう着姿で実験するところがきっとワイドショーネタにされるだろうなあ。理研は宣伝が上手!
 でもそれ以上に研究のインパクトが凄い。小保方さんによると、マウスのリンパ球を弱い酸性(pH5・7)の溶液に30分間入れた後、別の培養液に移すと、2日以内にリンパ球が本来の性質を失った。細胞の数は7日目に約5分の1に減ったが、残った細胞のうち3〜5割が万能細胞になったと言う(http://mainichi.jp/select/news/20140130k0000m040087000c.html)。
 どーん!
 つまり薄い酸性液に細胞を漬けただけで、iPS細胞が出来ちゃった!、って事なんだよ。えーっ、信じられん(多分この実験、元々は、対照実験系だったんじゃないのかな)。
 iPS細胞というのは、全ての細胞の元になる性質を持った万能細胞で、それを作るには、山中伸弥先生が見つけた4つの初期化遺伝子を、ウイルスやプラスミドなどベクターを使い細胞の中に入れて発現させる必要があった。山中先生は、その研究でノーベル賞を受賞した(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20121008/1349694044)。けれども、そういう複雑な遺伝子操作、一切無しでiPS細胞が作れると言う事。
 小保方さんは、ネイチャーに論文を最初に投稿した時、査読者から「細胞生物学の歴史を愚弄している」と言われて掲載を却下されたそうだが(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000213-yom-sci)、むべなるかな、という感じだ。けれども、それにめげず、実験をやり直してデータを集め、査読者を納得させたので、論文掲載が認められた。よく頑張った!
 しかし、こういう現象が見つかるようになったのも、ES細胞やiPS細胞の研究が盛んになり、万能細胞の分析法が確立されて来たからだ。
 恐らく、小保方さん以前にも、似たような操作を細胞に対して行った研究者は何人も居た事だろう。けれども、その時、その研究者は万能細胞を探してなかったか、また、探していたとしても万能細胞を見出す分析法が確立されていなかった。だから、これまでは万能細胞が出来ていても、誰も気付かなかったのだ。
 面白いよね。
 今は、若いマウスのリンパ球だけの研究成果だそうだけど、他の細胞でも同じ現象が起こるのか興味がある。早速、今日から多くの研究チームが、先を争って(特許権競争)研究を進めるだろう。金鉱掘りと同じだよ。研究成果の宝庫!
 仮に初期化できない細胞があったとしても、今回発見された方法と簡単な薬物や、遺伝子を組み合わせて初期化できる可能性が出て来た訳だ。実験研究者は、暫くは実験のネタには困らないだろう。大変そうだけど、この分野の日本の研究者には、頑張って欲しい!



再生医療の光と闇     単行本>



<日本の研究者頑張れ!、クリック宜しくお願いします。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ



(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5337.html