イルカ漁報道の謀略性


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「なぜイルカだけが特別なのか?」という趣旨で、イタリア版「WIRED」が日本のイルカ漁を擁護したと話題になった。
 しかし私は、それを伝える記事を読んで、引っかかる部分があった。「WIRED」の記事には以下の様に書かれていたのである。
『日本では、イルカは伝統的な食物だ。そして、その漁のシステムも伝統の一部だ。』(http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140218/wir14021816590000-n1.htm
 間違ってはいない。しかし、これを読んだ外国人は、そのニュアンスを正確に読み取るだろうか。
 日本では、イルカは伝統的な食物・・・。
 さて、この記事を読んでいる方の中で、イルカを頻繁に食べる人は居るだろうか。居ないであろう。私は食べた事が無い。恐らく、和歌山県太地町でさえ、欠かさず食べているなんて、ほんの僅かな人の筈だ。
 そして、イルカの追い込み漁をやっているのは、日本でも、和歌山県太地町のみである。他では行われていないのである。また、イルカの捕獲には、漁業保護のため害獣駆除として実施されている意味合いもある。単に食べるだけが目的なのではない。「WIRED」の記事からは、そうした大事な情報が、何も読みとれないのである。
 だから、この記事を読んだ外国人は、むしろ「日本人は全員、イルカを伝統的に食べており、日本では伝統的にイルカ漁が普通に行われている」と解するのではないか。だとすれば、「WIRED」の記事は、擁護というよりも、別の部分では誤解の拡大であり、日本の異質性を強めようとする悪意すら、感じるのである。誤解が誤解を生む状況。ケネディさんも、つくづく余計な事を言ってくれたものだと思う。
 宣伝戦の典型的なやり方は、小さいけど特殊な出来事を、大きく取り上げ、あたかも全体で優先的に取り組まねばならないような異常で普遍的な課題のように拡大して見せる事だ。小さな出来事に刺激的な脚色を加え、それをレンズで拡大して見せ、人々の感情を煽るのである。
 例えば、湾岸戦争における油にまみれた水鳥が良い例だ(http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/5df2cfc0e64a3a1fd0d471216fff85e3)。従軍慰安婦にしても、売春婦が、いつの間にか性奴隷になり、そして30万人も居た事になってしまった。笑うに笑えない。
 今起こっているアンネの日記破り事件も、海外メディアの取り上げ方が、典型的な宣伝戦のやり方で謀略臭い(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20140223/1393118776)。
 日本は、言論が自由なのは有り難いが、その分、宣伝戦もやり易い。情報を受け取る側が、もっと正確にプロパガンダを見分ける目を持たねばならない。また、海外を拠点に行われる反日プロパガンダには、国内では対処のしようが無い。そういうものに対しては、日本の外務省がしっかり対処すべきだろう。
 今、日本は、苛烈な宣伝戦の只中に有り、耐えず攻撃を受けているのである。反撃が必要だ!



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