米に屈しない支那

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　尖閣を巡り、支那が米に妥協しない態度を見せた。
『中国を訪問しているヘーゲル米国防長官は８日、常万全（じょう・ばんぜん）国防相と北京市内で会談した後、共同で記者会見した。ヘーゲル氏は中国が沖縄県・尖閣諸島を含めて東シナ海に設定した防空識別圏について「どの国も設定する権利はあるが、（関係国と）事前協議せず一方的に強行する権利はない」と指摘。そうした行動が「結果的に危険な紛争につながる」と批判した。さらに、米国は日米安保条約などで定められた同盟国の防衛義務を「完全に果たす」と強調した。ＡＰ通信などが伝えた。
　ヘーゲル氏は日本とフィリピンの国名を挙げて防衛義務を果たすと明言したが、国営新華社通信（英語版）などによると、常氏は「領土主権は核心的利益だ」と繰り返し「妥協、譲歩、取引はできない。一寸の侵犯も許容しない」と反論。「中国は釣魚島（尖閣の中国名）、南シナ海に争う余地のない主権を有している」と強調し、「脅威に即応する準備はできている。戦えば勝つ」と述べた。「領土」を守る必要があれば、軍事力行使もいとわない姿勢を示し、ヘーゲル氏に対抗した。また、常氏は「日中関係の悪化は日本が招き、中国は自制している。米国は甘い顔をして（日本を）のさばらせるべきではない」と指摘した。（毎日新聞　2014年04月08日）』（http://mainichi.jp/select/news/20140409k0000m030076000c.html）
　支那は尖閣に対し米に屈しない姿勢を見せる事で、米の行動に釘を刺したとも言える。いざとなれば支那は軍事力の行使は勿論、資産の凍結など実行可能なあらゆる手段を使い、米に対抗する意思を示したのだ。
　果たして、米支配層が、そこまでのリスクを犯して日本を守るか？
　そんな事、ある訳無い（クリミアを見ても明らか）。
　米国防長官は威勢の良い事を言ってくれているが、国防長官が米国の意思を代表している訳ではない。実際、米国国防省ではなく、最近の米国務省やオバマの態度を見る限り、米に尖閣を守り抜く意思は微塵も感じられない。
　そもそも、日本の領土に関して、米国と支那の間で議論されていること事態が、日本にとって危機的な事と理解されねばならない。つまり、この外交的パフォーマンスによって、米国、支那双方から外交圧力を受けている事になる。日本は二つの暴力団に脅されているようなものだ。
　日本は、早く自国の領土を単独で守り抜く力を持たねば、国益が垂れ流される一方である。その為には、何としてでも日本独自の核武装が必要だ！

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