韓国船転覆のヒューマン・エラー


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 大惨事となった韓国旅客船沈没について、全速で急旋回したため、統制不能になったとして、転覆の1次原因は未熟な操船にあったとの見方が強まった。
セウォル号沈没事件検察・警察合同捜査本部(以下、合捜本部)によると、事故当時に船を操縦していた三等航海士パクさん(25、女性)は合捜本部調査で、「全羅南道珍島沖に入り、速度を下げた後、船を右側に方向転換するべきだったが、ほとんど全速で方向を変えた」と述べた。具体的に「最高速度21ノット(時速39キロ)に近い19ノット(時速35キロ)で方向を変えた」と明らかにした。パクさんは「すると、操舵装置(自動車のハンドルに相当)が急に回り、船が均衡を失って統制不能状態になった」と話した。
沈没直前の16日午前8時48分に発生したことだ。要約すると、正常に方向を変えるべきところで操舵装置を回したが、猛スピードを出していたため問題が発生したということだ。
商船を10年間ほど運航したキム・ソンジン元船長(57)は「6800トンの旅客船が19ノットで方向を変えるのは、乗用車が時速100キロで走りながら急に右折するのと同じ」と話した。
パクさんは当時、操舵手のチョさん(55)と一緒に操船していた。合捜本部は大型旅客船の運航経歴が1年のパクさんが操縦未熟で速度を落とさず方向転換をしたと見ている。
事故が発生した当時、イ・ジュンソク船長(69)は操舵室にいなかった。イ船長は合捜本部で「危険なところなので私が(航路を)見ておくべきだった。過ちだった」と話した。(2014年04月19日 中央日報日本語版)』(http://japanese.joins.com/article/372/184372.html

 スピードの出しすぎに拠る転覆というと、船の場合ではないが日本では福知山線脱線事故を思い出す。あの時は、運転手が遅れを取り戻そうとして猛スピードを出したのが大惨事の原因となったし、その背景にある組織の問題も大きくクローズ・アップされた。
 この韓国船の転覆でも、霧による出発時間の遅れを少しでも取り戻そうという焦りが事故を引き起こしたと言えるかも知れない。
 ただ、福知山線の時、運転手は一人だったが、この韓国船のケースでは、少なくとも3人が操船に責任を持っている。そうすると、その3人の関係性という点に事故原因を解明する鍵があるように思う。
 特に、航海士が女性というのは、韓国では珍しいように思うのだが、どうなのだろう?、韓国は、女性蔑視がまだまだ強い社会である(http://realjapanese.blog.fc2.com/blog-entry-63.html)。セクハラやイジメなどもあったかも知れない。そうした中で、新人の女性航海士は、普通の男性新人より、かなり気負った気持ちで職務に望んでいた筈だ。
 一方、55歳のベテラン操舵士は、経験不足の若い女性航海士から命じられる事に反感を抱いていなかったろうか?、操舵経験から船が大きく傾く危険を予見できたのに言わなかったのでは?、そして操舵室を留守にしていた代理船長は、不安定な人間関係に潜むリスクに対し、全く無関心だったのだろう。単純に、若い女性航海士の個人的ミスとするのは、男尊女卑が根強い韓国社会の望む見方なのかも知れないが、それは、あまりに短絡的過ぎる結論ではないか。
 この事件、船が日本製だという事を問題にしようという動きもあるが(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000056-rcdc-cn)、韓国人は本質で無い点に惑わされる事無く、事件解明の為、真実を真摯に見つめねば、韓国社会の向上は永久に不可能だろう。

 


<ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか    文庫>



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