アメリカが対人地雷禁止?


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 米政府が、対人地雷の生産停止を表明した。
アメリカのホワイトハウスは27日、対人地雷を今後一切、生産や入手しないとの方針を表明しました。
 アメリカ・ホワイトハウスは27日、対人地雷を今後一切、生産、入手しないとし、貯蔵している地雷の使用期限がきても新たなものと交換しない方針を明らかにしました。 これは現在、モザンビークで開かれている対人地雷禁止条約の検討会議で各国に対し明らかにしたもので、「最終的には条約の加盟が可能となる解決策を模索する」と条約加盟を目指す姿勢も示しています。
 対人地雷禁止条約は日本など161か国が加盟していますが、ロシア、中国などとともにアメリカは未加盟。 南北軍事境界線付近に多くの対人地雷が埋設されている朝鮮半島情勢に影響しかねないという慎重意見が、特に野党・共和党を中心に根強く、実際に条約加盟にいたるかは不透明です。(28日 TBSNEWS)』(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2236270.html
 日本はクラスター爆弾を禁止すると共に、対人地雷禁止条約にも既に加盟済みだ(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20111126/1322312428)。それは日本の防衛力を大きく損なうものであった。
 アメリカは本当に対人地雷を禁止するつもりなのか?、だとしたら何故?
 一つ考えられるのは、アメリカの軍事戦略に変更があり、現在「即時の世界的空爆」戦略を推進している事だ。これは地球上のどの地点にも、通常ミサイルによって、1時間以内に攻撃を加えるという戦略であり、地上戦のリスクをとらずに制空権を握るという発想を元に考えられた戦略だ。
 こうした戦略によれば、アメリカは大規模な地上戦に介入するのを避ける方針であり、恐らく地上兵力は将来的にロボットなどをメインにするつもりなのだろう。クラスター爆弾については放棄する意図が無いように見えるのも、恐らくは空中投下兵器による地上制圧を考えている為だからではないか。そしてミサイルやロボットが主役となれば対人地雷の役割は減る。
 また地雷は、どちらかと言えば攻撃的兵器ではなく防御的兵器である。攻撃側に取ってみれば、相手が持って居ない方が有利になる。
 米国は、最近、自国の脅威を排除する為、先制攻撃のドクトリンを採用している(http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2013/03/post-2873.php)。即ち自身が攻撃側に回るのであれば、敵側の防御力が低い方が有利だ。
 こうした利害得失を考え、世界的に対人地雷反対のトレンドを生み出そうとしているのではないか?
 まあ、いずれにしても日本は既に対人地雷を放棄している・・・と言うか、させられた。日本は対人地雷も、そしてクラスター爆弾も持って居ない。長距離ミサイルも持って居ない!
 無い無いづくし。日本は、いいのか、それで!
 アメリカだって、議会が反対して条約加盟は難しいかもしれない。こうしたニュースが先走って宣伝されても、世界が軍縮に向かっている訳ではない事を、日本は正確に知る必要がある。
 


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